タイトル/名前 | 更新者 | 更新日 |
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技術/RCS/Git/Eclipse, EGit | msakamoto-sf | 2018-01-04 11:13:40 |
技術/RCS/Git | msakamoto-sf | 2018-01-04 11:05:24 |
日記/2018/01/02/警察や弁護士への相談を嫌がる人と組織について | msakamoto-sf | 2018-01-02 17:36:42 |
読書メモ/年金・厚生年金基金・確定拠出年金関連(2017-12版) | msakamoto-sf | 2017-12-31 21:57:48 |
日記/2017/12/16/論文紹介:「行動経済学を応用した消費者詐欺被害の予防に関する一考察」 | msakamoto-sf | 2017-12-16 21:50:18 |
日記/2017/12/16/食品成分表示の「ナトリウム」表記と「食塩相当量」表記について | msakamoto-sf | 2017-12-16 14:29:29 |
読書メモ/「世界〈経済〉全史 「51の転換点」で現在と未来が読み解ける」 | msakamoto-sf | 2017-11-23 17:18:52 |
技術/HTTP/URLエンコードで 0x20(スペース) を "+" にすべきか "%20" にすべきか | msakamoto-sf | 2017-11-19 16:15:33 |
技術/OSSライセンス/MITとBSD 2-clause の違い | msakamoto-sf | 2017-10-21 21:23:00 |
日記/2017/10/09/MSYS2,MinGW64,Cygwinの違い | msakamoto-sf | 2017-10-09 21:52:13 |
2017年時点で、EclipseでGitを扱うEGitプラグインの参考URL。
なおEGit自体は Git をJavaで実装したJGitを使って開発されている。JGitもeclipseの下で作られているので、ほぼ一心同体。JavaからGitを扱うアプリケーションを独自に作る時は、JGitを単体でライブラリとして使える(かもしれない)。
2013年になって、ようやくお仕事の都合もあり、Gitを使って見ることにしました。
Redmineとの連携も体験したかったので、ALMiniumをUbuntu上に展開し、そこにリモートリポジトリを作成して練習してみました。
ということで、その時の練習メモです。
本家:
JavaによるGit関連ライブラリ
勉強した時の参考資料:
年末に滋賀県草津市で発生した悲しい事件:
ここでちょっと気になったのが、上記ニュースサイトにあった
浜野容疑者らと同席していた客が店員に「自分らで収めるから」などと話したという。
の部分。これは読み方によっては、「警察は呼ぶな」というように読み取れる。
これで連想したのが、2017年11月~12月にかけて騒ぎになった日馬富士の暴行事件。
ネットニュースをちら見してた記憶では、
という認識。
改めてネット上で見回ったところ、日経新聞の以下の記事で暴行事件前後の時系列が淡々とまとめられていた。
以下は日本相撲協会の対応に批判的で、貴乃花親方に同情的な記事。
一方で、相撲ファンという立場から見ると貴乃花親方にもまずかった点はあった、という記事。
相撲における八百長疑いや暴行事件については全く知らないのでなんとも言えないのだが、結果として、以前からそうした疑いの眼差しで見られていたところに、今回の暴行事件での事後対応がミスった、という印象を受けた。
内部向けに発したコメントが、前後の文脈を知らない外部に見られた場合/または外部の価値観とかけ離れていた場合に炎上してしまうケースの一つのようにも思える。
個人的には、これ、週刊誌やメディアが面白がって視聴率稼ぎにマッチポンプで騒ぎ大きくしてるだけじゃね?的な感じもある。
相撲協会内部でも色々ガバナンスの問題があるのかもしれないが、外部から疑いの眼差しが向けられているところに閉鎖性を感じられる対応やコメントをしたら、週刊誌やメディアの格好の餌食になってしまった、という理解。
もっとも、たとえ後ろ暗いところが無くても、警察介入や弁護士交えた民事・刑事手続きは一般にコストがかかるのでなるべくなら避けたい、という感情は理解できる。
実際、一庶民としてもなにかあるたびに警察呼んだり弁護士や裁判所とやり取りする生活って嫌だし。
しかしいざ、物理的・心理的な暴力を振るわれるとなると、警察頼み・弁護士頼みで戦っていくしか無い。
その例として、最近の学校での「いじめ」対応における、警察・弁護士介入の話題がある。
基本的には警察は民事不介入の原則があるし、子供のいじめともなれば当事者の年齢によって警察側の対応も異なってくる。
しかし全体傾向としては、病院で診察・検査を受けるレベルの暴行を振るわれたり、金銭・物品の実害が出るレベルになれば、学校の外部機関に相談・連携することでそれなりに抑止力を期待できると思われる。
報道をちら見してるだけだと、何やら学校側がなんでもかんでも内輪で無理やり収めようとしているように思えるが、警察含めた外部機関と適切に相談・連携することは文部科学省からも通達されている。
→ 「いじめの防止等のための基本的な方針」(最終改定 平成29年3月14日版) のPDFで「警察」で検索するだけで、以下のようにかなりしつこく、警察と相談・連携することを基本方針に含めている。
などなど。
また「24時間子供SOSダイヤル」を用意しており、なるべく検索で見つけやすくするためか、複数のURLで見つけられるようにしている。また、HP中の漢字にはひらがなでルビを振り、小さなお子さんでも読めるような配慮がされている。
実際にそれぞれの学校で現場がどのように対応するのかは千差万別だろうし、いくら警察との連携を文部科学省から言われていても、例えば現場に心理カウンセリングに熟達したスタッフが揃っておらず結果として不幸な結果に終わるケースもあるかもしれない。
しかしこうした物理的・精神的な暴行被害を受けた際の緊急対応方針としては、「まず自分たちの身を守る」というのが最優先であろう。
それはいじめだろうが、夫婦間におけるDVだろうが変わらないと思われる。
そのような状況下では、丸く収めようとする「組織」に、個人として対処する上で警察など外部の司法機関を躊躇なく利活用する必要があると思われる。
最後に、明らかな悪意をもって警察や弁護士を嫌がるケースとしては詐欺事件がある。
これは 日記/2017/12/16/論文紹介:「行動経済学を応用した消費者詐欺被害の予防に関する一考察」 でまとめているが、詐欺の現場ではとにかく被害者に判断を急がせ、家族・警察・弁護士など外部との連絡をさせずにコトを進めようとする。
逆に言えば、少なくとも明らかな詐欺かそうでないかは、「家族/警察/弁護士と相談してから決めさせてください」とこちらから切り出して相手がどう反応するかで振り分けられる。
ここで「いや、相談してる暇など無いんですよ、今すぐ決めてください」と返してくる相手はまず、アウトと判断できる。
まとめ:
会社の確定拠出年金に入って1年が経ち、そろそろ真面目に取り組もうかと思い、年金とか厚生年金基金とか確定拠出年金の本を数冊読みました。
まだまだ勉強不足感はありますが、なんとなく考えが固まってきたので、読書感想文として整理します。
読んだ本:
「老後を見据えた最初の一歩 年金・資産形成かんたんQ&A」
→ 年金をメインとして、老後向けの資産形成についての簡単なQA集です。概要をざっくりと幅広く学べるので最初の一冊として良さそうでした。
「教養としての社会保障」
→ Amazonのレビューにある通り、元厚生労働省の官僚として、年金も含めた社会保障の現状とこれからを「鷹の目」で解説している、稀有な一冊です。
最終的な国の政策の評価は置いておいて、少なくとも厚生労働省の中の人が、どんなことを考え、思って、年金や生活保護・医療など様々な無理難題に対処しているのか、著者個人の思いや熱意が伝わってきます。
年金の仕組みなんですが、実は自分、しばらく前までは自分が払ったのが預金口座みたいなところに積立されて、それを65歳になったら受け取れるものだと思ってました・・・。
しかし、最近になって年金を学び、その時その時に支払われた年金が、その時の受給者に回っているということを知り、「なーんだ、自分個人専用口座に積み立てられてるんじゃないのか、じゃぁ自分が受け取る時は、その時の現役世代の稼ぎから支払われるわけね、そりゃ少子高齢化が進めば受け取れる額が減るわけだ・・・」と(´・ω・`)ショボーンとなりました。
年金の仕組みの、特に世代間の関係が分かりやすく整理されてるのが、日本年金機構のHPから閲覧できる「知っておきたい年金のはなし」パンフレットです:
中々ことお金の話になると、1円でも多く、損はしたくない、とかなりシビアな感情が誘起するところですが、ではそもそも「年金」とはどういう哲学・思想背景で制度が設立されてブラッシュアップされたのか?
そもそも国や官僚は、国民に対して年金をどう理解してほしいのか、どういうスタンスで付き合って欲しいと考えているのか?
「教養としての社会保障」がオススメなのは、そうした中々表に出てこない、「年金という制度に隠された国や官僚の"思い"」の一端を覗けるのがあるから、かもしれません。
また、そうしたところを少しでも知っておくことで、国の社会保障に対する今後の施策・政策動向に対して個人としての一時の衝動的な感情に終わらせず、ではどうしていけばいいのよ?というこれからを考える余裕が生まれるのではないか、とそんな感じです。
この他に新たに iDeCo が加わり、自営業などでも2階部分をiDeCoで手当することが可能になった。
そもそも「厚生年金基金」とは何か?というのが気になりまして、ニュースなどでなんとなく、厚生年金基金がどんどん縮小していき、これからは自己責任の確定拠出年金という流れくらいしか知りませんでした。
そこで、10年位前の、厚生年金基金の危機が叫ばれている時代の本を2冊ほど読んでみました。
読んだ本:
「誰も知らない厚生年金基金 ―日本版401k誕生秘話!」
「会社の年金が危ない―厚生年金基金・適格退職年金はこうして減らされるそして会社は行き詰まる」
2冊しか読んでいないので理解不足・誤解もあると思うが、現時点での「厚生年金基金」に関する理解:
一言で言えば、「日本限定の高度経済成長という局面でしか通用しなかった皮算用」。
とはいえ、老後資産については国と会社がしっかりやってくれると信じて30年・40年と長年会社に尽くし、真面目に働いてきた従業員にとっては、信じていた会社に突然裏切られ、寒空の下放り出されたも同然で、その驚き・不安・落胆・失望・怒りは相当なものがあると思う。
そして時代は変わり、今や一社でずっと新卒から定年まで働くことは無くなり転職が当たり前、そもそも正社員雇用すら難しい時代になった。
一方で金利は下がり、もはや銀行の定期預金では満足な利息は付かない時代となり、政治経済は流動的で、どこにも安定してお金が回る保証が無くなった。
つまるところ、世界情勢の中で、数十年後に支払う年金を企業の自助努力で準備して運用するのがもはや不可能な時代に突入した・・・これが、自分の厚生年金基金に対する理解。
個人的には、「無理なものは無理」なので、老後資産の積立は自己責任で実施、ただし国や企業がそれを節税対策などを通じて支援する、という今の方向性が時代の要請なのかなぁ、と思いました。
また、IT企業にいると転職は当たり前なので、会社ごとに運用が分かれてて転職するほど管理が大変になる厚生年金基金よりは、積み立てた資産のポータビリティが確保されている確定拠出年金の方がフィットしてると感じました。
企業が無理なもの、個々人が素人状態で回すのなんか余計無理じゃん・・・とも思うのですが、実際の確定拠出年金では、お金を預けて投資のプロが増やす投資信託系が多いため、個々人が株価とにらめっこしてデイトレーディングする必要は無いようです。また、とにかくリスクを取りたくない人向けに元本確保型の運用商品も用意されてるので、そっちを選べばまぁ、マイナスになることは無いようです。
どちらにせよ、自分自身が現時点で所属している企業では厚生年金基金は運用しておらず、確定拠出年金に参加している状態ですので、選択肢は無い状況です。
とはいえそもそもなぜ確定拠出年金が導入されたのか?その前の厚生年金基金とはなんだったのか?なぜ厚生年金基金がこれほどshrinkしてしまったのか?というバックグラウンドを知らないと、「今、確定拠出年金」という流れに自信をもって飛び込めない、という不安があったので、少し前の書籍を掘り起こして読んでみた次第です。
結局、確定拠出年金をやることになって1年ほど積み立ててみたものの、元本確保型しか使っておらず、せめて手数料分だけでも増やしてプラマイゼロにできれば・・・でもどうすりゃえーねん、となって読んだ本:
「脱老後難民 「英国流」資産形成アイデアに学ぶ」
「確定拠出年金の教科書」
「確定拠出年金の教科書」の方がシンプルで分かりやすく、実際にどんな運用商品を選べばよいのか具体的に書かれていました。
一般に確定拠出年金を運用する際の参考としてはこちらの書籍が取っ掛かりになると思います。
一方の「脱老後難民 「英国流」資産形成アイデアに学ぶ」は、イギリスにおけるDC(確定拠出年金)の運用状況について非常に詳しく書かれており、それと対比することで日本での今後を考える、という内容になっています。
そのため確定拠出年金の仕組みそれ自体に関わるような当事者にとっては面白いかもしれませんが、日本でとりあえず運用したい人向けには内容と分量共にちょっとヘビーかな、と思いました。
「脱老後難民 「英国流」資産形成アイデアに学ぶ」と「確定拠出年金の教科書」とで、オススメの運用方針について若干の差異があります。
本のネタばらしになるので控えますが、これについては著者のお互いのバックグラウンドやスタンスの差かなぁ、と感じました。
数十年に渡り運用していくお金ですので、どういう戦略で取り組むか、個々人がそれぞれ勉強して、決めてくしか無いかな、と思います。
またそれこそが、国や企業が「も~無理!」とお手上げした厚生年金基金に代わる、確定拠出年金の哲学なのかもしれません。
(国や企業ですらお手上げしたのを、素人がどうやって運用すんねん・・・という話ではありますが、そこは投資信託を活用していく、というのが日本やイギリスの主流のようです。)
オレオレ詐欺や、投資詐欺などで、行動経済学や心理学の知見がどう悪用されているか?また、その予防についても、同じ知見を活用してどう効果を出すか?が調査・考察されている非常に面白い論文を読んだのでメモ。
特に、行動経済学や心理学の知見を被害予防策に活用する考察の「4.心理状況に即した詐欺被害予防策」が面白い。
いくつか、気になったトピックを抜書きする。括弧内は個人的にしっくり来た言い換え。
以下の点も面白い。
連邦取引委員会(FTC)が2003年に始めた「全米電話勧誘拒否登録制度」というのも、これ日本でやってくれないかなぁ・・・。
日本だと、電話機に迷惑電話の着信拒否機能があったりする。また、ネットで電話番号を検索すると、迷惑電話の評判など出てくるのでこれでも分かる。
電話経路での対応の原則を抜書きする。
自分の言葉でまとめなおすと:
また時代の変化として、詐欺手法の変化:警察や銀行員を騙ったキャッシュカード受け取り、電子マネー購入、仮想通貨取引などが増えてきている点も興味深かった。
例:「仮想通貨は必ず値上がりする」などの勧誘
参考:
前から「ふにゃ??」と気になっていたが、最近の食品を見ると、成分表示で「ナトリウム(or Na) xxxx mg」と「食塩相当量 x.x g」表記がバラついている。
特に、ナトリウム表記の下に括弧付きで食塩相当量が表記されてるケースが多い。
これについて軽くググったので、そのメモになります。
3行でまとめ:
詳しく:
ナトリウム(mg) <-> 食塩相当量(g) の換算:
ナトリウム(mg) x 2.54 / 1000 = 食塩相当量(g) 食塩相当量(g) / 2.54 x 1000 = ナトリウム(mg)
食事摂取基準で示されているのは食塩相当量(g)なので、成人での1日分の目標値をナトリウムに換算すると:
男性 : 8g / 2.54 x 1000 = 3,150 mg 女性 : 7g / 2.54 x 1000 = 2,756 mg
参考資料:
たまにはこんな本も読んでます。
実は子供の頃から、割り勘などの計算が非常に苦手で、「お金とはそもそも何か?」というのをずっと疑問に思ってました。
この本読んで、大分スッキリ納得できた気がします。
この本では、貨幣や商業、金融業、銀行業がどう発達していったのか、国家や民間がどう連動していったのかを世界史のイベントと絡めて紹介してくれます。
歴史の中で貨幣が生まれ、手形や紙幣が発明され、為替・株式会社・有限会社・国債が生み出されていく様子を順番に分かりやすく説明してくれています。
現代の複雑な金融社会に至るまでに何があったのか、今のあの制度はそもそも何が起源だったのか、など、物事のルーツを紹介する本として大変おもしろく読めました。
また、随所に言葉の起源について豆知識が書かれてて、「え、あの単語ってこれが起源なの?」という驚きが楽しめます。
(ただ、これについては「諸説ある」うちの一つが紹介されている、と考えておいたほうが良いでしょう。)
以下、抜き書きメモになります。
※時間がないとか、だらだらとRFCの解説を読んでる暇が無い方は、末尾のまとめ部分だけ目を通していただければ十分かと。
URLのpath中やquery中、POSTリクエストボディ中で、0x20のスペースを、"+"に変換するのが「正しい」のか、"%20"にするのが「正しい」のか、わからなくなってきたのでちょっと調べてみました。
ただしRFCの全文を熟読してるわけではないので、言い回しや表現はもとより理解そのものが間違ってる可能性もあるので、話半分程度に参考にしてください。
"+"を使うべきか、"%20"を使うべきか、よく迷う箇所:
stackoverflowでも、特にPHPで「rawurlencode()とurlencode()あるけど、どう違うんだよ!?」というのでよく質問されるようです。
2017-11-19追記 : URIのエスケープについて、その歴史や微妙な差異など、こちらの調査報告が非常に精密にまとめられているのでオススメです!
2014-03-16追記 : PHPのurlencode()とrawurlencode()の詳しい経緯についてはこのスライドがスゴイ!
今まで、ゆるゆるライセンスにしたいときは BSD 2-clause のライセンスを選択してきたけど・・・
以下の記事みると、ゆるゆるライセンスにしたい時はMITがオススメらしい。
こちらのサイトで、自由に使ってもらうならMITライセンスおすすめされてる。
MITライセンスを見てみると、BSD 2-clauseとほぼ同じ内容。
ではどう違うの?というところだけど、以下の問答にあるように、MITの方が「これをしてOKだよ」というのを具体的に、明示的に許可してるのが違いみたい。
とくにマージやサブライセンスなどもMITだと明示的に許可してるのが大きな違い。
BSD 2-clauseだと "Redistribution and use in source and binary form" に丸められてるため、あまり細かく利用用途の許可を明示しておらず、解釈の問題になってしまう。
となれば、企業とか個人に気軽にコピペして使ってもらうライブラリを作りたいなら、BSD 2-clause よりは MIT の方が適切かもしれない。
他参考:
会社のPCを入れ替えることになり、Windows上のunixツール環境、今度はどうしようかと考えた。
今まではCygwin使いだったが、apt-cygの動向があるのと、QiitaなどでMSYS2の記事が増えてるので、MSYS2に乗り換えてみようか、とも思う。
実は一度新PCにMSYS2とCygwinを入れてみたのだが、MSYS2はそもそもスタートアップメニューのショートカットがMSYS2とMinGW64/32で分かれてるのがそもそも理解不能だったし、Cygwinのsetup-x86_64.exeの使い勝手も相変わらず悪かった。
とはいえ、apt-cygが一向に公式に取り入れられないなどCygwinに頼り切るのはどうもなぁ・・・という感じ。
apt-cygのゴタゴタ参考:
で、MSYS2だがいまいちMinGW64との違いや関係が理解できない。
これ読んでもまだピンとこない。
一応MSYS2のHistoryも読んでみたが・・・。
やっぱり分からん。つーか、やっぱり何でスタートメニューのショートカットでMSYS2/MinGW64/32で分かれるんや。
ぐぐってたら以下のQAを見つけて、これでようやく腑に落ちた。
つまりこういうことかな?
自分の中で整理(間違ってるかも):
この辺、MSYS2のintroductionにもはっきり書かれてないので、分かりづらかった。(表現に注意すれば、書かれていなくはないのだが、ストレートに読み取り辛い・・・)
結局MSYS2はCygwinのupstreamを追いかけるforkということは確かで、それならパッケージの種類は問題ないよね・・・と思いきや、上記Wikiでも "msys2 subsystem is pretty small" とある通り、パッケージ一覧を見ても本当に必要最低限のunixツールセット、という感じ。
むしろ "mingw-w64-" prefixの方がパッケージが充実してる・・・。
が、結局はCygwinのサブセットなので、Cygwin側のパッケージ数には劣る。
とはいえとはいえ、MSYS2側の調整でファイルパスの "/cygwin" prefixが省略できたり、マウントにnoaclがデフォルトとなるのは多少楽、ではあるが・・・。
うーん、開発に使いたいわけではなく、便利なunixのCUIツールをWindowsで使いたいだけなので、正直MSYS2/MinGW64の住み分けの考え方は余分なんだよなぁ・・・。
パッケージ数としてもCygwin本家の方が圧倒的なので、結局 Cygwin + apt-cyg の方が良いのではなかろうか・・・。
正直、なんでQiitaでみんなしてMSYS2使ってるのか分からん・・・。