SF的な本ではこんなのを読んでます。いずれも2-3回読み直してますので、まぁ結構人生観に影響を与えた本に違いありません。
ちなみに、読んだ順番に紹介してます。
小学生時代の1990-1991年頃かな?アインシュタイン・ロマンというNHKスペシャルが全6回にわたり放映されました。
相対性理論とか重力とかブラックホールとか、SFチックな部分に惹かれて見ていました。
たまたま、TV放送を見逃して、本を先に読む事になったのがこの第5回目に相当する「E=mc2隠された設計図」です(その後、高校生くらいになってビデオで見ました)。まぁ小学生にはちょっと早すぎる内容で、高校生くらいになって読み直して、初めて味わえた本でした。
全6回に渡るシリーズの中で、この第5回目だけ極めて異色に見えます。他は相対性理論や宇宙論などを語っているのに対し、この回だけは原子爆弾とアインシュタインの関連や、アインシュタイン個人の科学観、そして巨大化する科学「産業」への考察という重たいテーマを扱っています。
哀しいかな、もはや増刷も無く中古でしか入手できませんが、科学と社会の関わりに繋がるテーマだけに、今でも充分考えさせられる内容です。
確か中学生の頃、近所の本屋で土曜日半日かけて立ち読みで読み切った小説です。もちろんその後ちゃんと買いましたが。
SFバイオホラーとして映画化もされたしゲームにもなりました。
この本で生物学方面に目覚めさせられましたね。
これも中学生の頃に読んだ本です。さすがに立ち読みでは無理で、素直に買って家に戻ってから読みました。
レトロウィルスやRNAだの遺伝子だの、この当時自分の中ではSFといえばバイオ系がメインでした。
エボラウィルス系は確かに恐ろしいのですが、基本接触(体液)感染な上に、短期間で発病して死に至る為、インフルエンザに比べればまだまだ爆発の可能性は低いと思います。それでもWHOのRSSフィードなどを見ていると散発的に、アフリカでぽつぽつoutbreakしてはいるようですが。
それよりもやはり、日常的な食中毒や風邪、インフルエンザなどをきちんと対処しておきたいものです。
「パラサイト・イヴ」と同じ瀬名秀明氏の著作です。今度は脳科学SFです。
脳科学, 人工生命, ヒトと霊長類の意識の問題, 神の概念などてんこ盛りです。正直、科学的な解説部分を楽しめないとついていけないかもしれません。
高校1年位で読んだのですが、当時すでにパラサイト・イヴとホット・ゾーンでどっぷりと生物学の怪しげな知識に嵌っていましたので、その部分は難なく楽しめました(それでも脳科学の部分についていくのはしんどかった)。
当時BASICやC言語プログラミングに触り始めてましたので、コンピュータ上で蠢く人工生命ネタは面白かったですね。プログラミングの学習意欲をSF小説で掻き立てられました。
社会人になってから読んだ本です。
角川文庫版のカバーの絵は、実は「BRAIN VALLEY」の物語中で重要なヒントとして出てきます。
そして扱っているネタも「神の概念」「人工生命」と若干オーバーラップしてますので、セットで読む事をオススメしたい所です。「神」の概念に対する切り口は全然異なりますが。
SF系は好きですが、かといってそんなに読んでるわけでもありません。
Amazonのレビューでも、既に古典SFでこのネタは使われているよ、という指摘があったりします。
でもまぁ、古典SFは読まずにぶっちゃけ「表紙買い」で偶々読んだ本に刺激されて、「将来はここに出てくるような科学者になったり、ソフトウェアを作ったり、ネタ元を自分で調べてみたいなぁ」と夢をふくらませていたのは確かですので、そういう楽しみ方も有りなんじゃないかなぁと。
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