WindowsOSのBSOD発生後、あるいはアプリクラッシュ後のメモリダンプから障害発生の原因を調べるための手引書です。
主に使うツールはおなじみのWinDBG。"Advanced Windows Debugging"のChapter13, "Postmortem Debugging" を抜き出して、必要最低限度のデバッガやCPUアーキテクチャの解説を付け足し、メモリダンプの解析の流れをメインに据えた一冊ともいえます。
内容的にAWD本とかぶる部分も多いですが、こちらはメモリダンプ、それもOS全体のメモリダンプ解析をメインに据えています。
著者が実際に使用したサンプルプログラムやサンプルのデバイスドライバが公開されていないので、「手を動かして学べる」タイプの書籍ではありません。とはいえ、読んでいるだけでもトラブルシューティングの現場の臨場感を感じることが出来て、面白かったです。
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