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日記/2011/01/13/きつめの記事一つに頭ガツーンとやられたくらいで

日記/2011/01/13/きつめの記事一つに頭ガツーンとやられたくらいで

日記 / 2011 / 01 / 13 / きつめの記事一つに頭ガツーンとやられたくらいで
id: 899 所有者: msakamoto-sf    作成日: 2011-01-13 19:24:38
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人間の根っこが変わるわけねーだろ。

日経とかダイアモンドとかの経済誌とかビジネス誌に出てくる、厳しい論調とかキツメの物言いの記事にガツーンとやられたくらいで基質とか性格とかやる気とか人生観とかホイホイ変わるようだったら、もうちょい楽観的な世の中になってるんじゃねーの?ってかその程度で人間心理がころころ上書きされるようだったら、なんとおっかねー洗脳社会だっつーことになる。

変化は、もっとゆっくり、地を這う蛇のように、ほんの僅かな音だけ立てて、姿を見せずに忍び寄ってくる。変化はあまりにも僅かすぎてその途中では認識できない。
認識できた時には、変化が終わっていて目の前を覆い尽くすほどになってる。

劇的な一瞬のイベントで変わったと見えても、それは錯覚で、すぐにぶり返しが来る。
でも本当の変化はその存在に気づかれない速度で徐々に忍び寄ってくる。

短期間で、自分が思ったように/相手が思ったように 人間の心を劇的に変えることが出来ない。それに思い悩んでもしょうがない。わずか数時間、数十冊のビジネス書・自己啓発書を読んだところで、目の前に広がる圧倒的な現実に立ち向かうなんて凡夫には不可能だ。潮の流れに逆向きに泳いだところで、力尽きで溺死するのが関の山。
それよりも、予想できない方向への変化が、気づかないほどゆっくりとした速度で進行していること。まずそれがあるかどうか、丹念に調べておきたい。制御できない自分の心の動きを、相手との会話に反応する自分の心を、じっくりねっとりと注視しながら。


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更新者: msakamoto-sf
更新日: 2011-01-13 19:37:23
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