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技術/Bochs+FreeDOS+日本語キーボードメモ

技術/Bochs+FreeDOS+日本語キーボードメモ

技術 / Bochs+FreeDOS+日本語キーボードメモ
id: 602 所有者: msakamoto-sf    作成日: 2010-02-26 13:13:07
カテゴリ:

Bochsのインストール

Bochsを本家からDLし、インストール。今回はBochs-2.3.7を使った。以前アセンブラの勉強した時にインストールしたのが残ってた。

加えて、以下のURLから修正されたWin32バイナリを取得し、bochs.exeを上書きする。

本家のままだと、FreeDOSでスラッシュ/バックスラッシュが入力出来ない。修正後のbochs.exeを使えば、入力出来るようになった。

FreeDOSのインストール

まず本家からインストール用のISOイメージをDLする。タイミングの問題か、回線がやたら細くて2回ほどDLに失敗した。
8MB位の基本セットをDLしてもよいが、今回はソース付フルセット(240MB)をDLした。

Bochs同梱のbximageを使ってHDDイメージを用意する。
フルセットの場合、フリーの開発環境などかなりてんこ盛りでくっついてくる為、100MBでは容量が不足した。余裕を見て1GBの固定サイズHDDイメージを準備した。

Bochsの設定ファイルを調整し、ATA接続のHDD, FreeDOSのISOファイルを使えるようにして起動。
あとはFreeDOSのインストーラが面倒を見てくれるので、Win95時代とかのノリで適当にFDISKなど進めていけば良い。

ata0-master: type=disk, path="hd_flat1g.img", mode=flat, cylinders=2080, heads=16, spt=63
ata0-slave: type=cdrom, path="freedosimg/fdfullws.iso", status=inserted

インストール途中で言語を聞かれる。最初の選択肢にはJPは入っていないが、詳細選択できちんと用意されている。japanを選択すれば、ホスト側の日本語JP106キーボードが使えるようになる。

日本語フォントの設定

以下のページより、FreeDOS/V 珠洲版 を入手する。

FreeDOS/Vの起動ディスクから、fontnx.exe、vesapat.exe、dispvb.exe、fntファイル、fontn.iniをハードディスクにコピーする。

fdconfig.sysに以下の行を追加する。"\dos\"の部分は各自のコピー先にあわせる。

devicehigh=\dos\fontnx.exe
devicehigh=\dos\vesapat.exe /JP
devicehigh=\dos\dispvb.exe /hs

これで再起動すれば日本語フォントが有効になる。

ただし、自分の環境では日本語フォント有効の状態だとFreeDOSが提供するviなどコンソール制御をしている(?)プログラムが正常に表示されなくなった。BochsかFreeDOSか、どのコンポーネントの影響なのかは不明。
fdconfig.sysには起動時メニューを選択出来る設定があるので、当座はこれを使って起動時に切り替えられるようにした。
fdconfig.sys:

MENUDEFAULT=2,5
MENU 1 - Load FreeDOS with EMM386, no EMS (most UMBs), max RAM free
MENU 2 - Load FreeDOS with EMM386+EMS and SHARE
MENU 3 - Load FreeDOS including HIMEM XMS-memory driver
MENU 4 - Load FreeDOS without drivers 
MENU 5 - Load FreeDOS with EMM386+EMS and SHARE, JP FONT pack << これを追記。
...
DOS=HIGH,UMB
1235?DEVICE=C:\FDOS\BIN\HIMEM.EXE 
1?DEVICE=C:\FDOS\BIN\EMM386.EXE NOEMS X=TEST
25?DEVICE=C:\FDOS\BIN\EMM386.EXE X=TEST
1235?DEVICEHIGH=C:\FDOS\bin\xcdrom.sys /d:FDCD0001 
1235?DEVICEHIGH=C:\FDOS\bin\cdrcache.sys FDCD0001 CDRCACH0 1000 
1235?DEVICEHIGH=C:\FDOS\BIN\MORESYS.SYS 
SHELLHIGH=C:\FDOS\bin\command.com C:\FDOS\bin /E:1024 /P=C:\autoexec.bat 
1235?INSTALLHIGH=C:\FDOS\bin\lbacache.com 1000 TUNS 
5?DEVICEHIGH=C:\DOSV_JP\FONTNX.EXE
5?DEVICEHIGH=C:\DOSV_JP\VESAPAT.EXE /JP
5?DEVICEHIGH=C:\DOSV_JP\DISPVB.EXE /hs

"123"や"2", "3"の部分に5を付け足し、5を選択された場合もEMM386が使えるよう調整している。

DJGPPなどを軽く弄る程度であれば通常は日本語フォントOFFで問題ない。TurboC++ 4.0Jもデフォルトは英語メニューで、日本語フォントOFFでもIDEは問題なく動作する。(ヘルプドキュメントは日本語なので当然文字化けする)

参考

【本家】

【Bochs独自ビルド】

【FreeDOS日本語対応情報】

【FDやHDDイメージをWindows上で操作出来る WinImage(シェアウェア)】



プレーンテキスト形式でダウンロード
現在のバージョン : 1
更新者: msakamoto-sf
更新日: 2010-02-26 13:46:16
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