お仕事でちょっとRubyを復習する必要がありました。ディストリビューションがパッケージでインストールするバージョンと衝突すると怖いのですが、2014-02現在ですと rbenv + ruby-build で分離してインストールする手法がメジャーかつ安定してるっぽいです。実際にCentOS6にインストールしてみて、触ってみました。
1. 開発ツール入れておく。あとGitも。
# yum groupinstall "Development Tools" # yum -y install git
2. OSX系の記事読むと、OpenSSLとreadlineの開発用パッケージをbrewでインストールしてる記事多かったので、念のため入れておく。
# yum -y install openssl-devel readline-devel
3. rbenvをGitHubからcloneする。(公式の通り)
$ git clone https://github.com/sstephenson/rbenv.git ~/.rbenv
4. 公式にあるようなシェルスクリプト設定を入れ込む。今回は ~/.bashrc に以下の2行を追加でよかった。
export PATH="$HOME/.rbenv/bin:$PATH" eval "$(rbenv init -)"
5. ログインし直すなどして .bashrc の内容を反映させる。
6. ruby-buildをGitHubからcloneする。(公式の通り)
$ git clone https://github.com/sstephenson/ruby-build.git ~/.rbenv/plugins/ruby-build
ruby-buildでインストールできるバージョン一覧を確認:
$ rbenv install -l
1.9系を入れてみる。
$ rbenv install 1.9.3-p484
2.0系を入れてみる。
$ rbenv install 2.0.0-p353
rbenv環境で使うバージョンを指定する。
$ rbenv global 1.9.3-p484 $ cat ~/.rbenv/version 1.9.3-p484
あるディレクトリでのみ、別のバージョンのRubyを使うようrbenvで設定する。これは "rbenv global" の設定を上書きする。
$ mkdir -p work/rbenv_r2.0 $ cd work/rbenv_r2.0 $ rbenv local 2.0.0-p353 $ cat .ruby-version 2.0.0-p353
現在のシェルで使用するRubyバージョンを設定する。これは "rbenv local" の設定を上書きする。
$ rbenv shell 1.9.3-p484
"rbenv shell" の設定を解除する。
$ rbenv shell --unset
rbenv, ruby-build参考:
rvm時代:
rvmからrbenv + ruby-buildへの乗り換え参考:
MacOSX前提: