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技術/VirtualBox/CentOS7インストール(2015-03時点)/メモ1 (v1)

技術/VirtualBox/CentOS7インストール(2015-03時点)/メモ1 (v1)

技術 / VirtualBox / CentOS7インストール(2015-03時点) / メモ1 (v1)
id: 1406 所有者: msakamoto-sf    作成日: 2015-03-15 19:30:17
カテゴリ: CentOS7 Linux VirtualBox 

勉強のためCentOS7をVirtualBox 4.3.24にインストールしてみた作業記録です。(2015-03時点)

  • CentOS 7.0 (x86_64)
  • VirtualBox 4.3.24 (x86_64) on Windows7SP1
  • インストールタイプ : Server with gui
  • キーボード : Japanese を追加(jp)
  • 言語環境 : English に設定
  • インストール中にrootパスワードと一般ユーザを追加。
    • 一般ユーザ追加のところで、administratorかチェックできる。試しにチェックしてみた。

インストール後

  • Server with gui だったので、Xが起動。グラフィカルログインのデフォルトはGNOME Classicセッションだった。
    • → 下部のバーとかの表示領域がもったいないので、GNOMEの普通のセッションに切り替え。Windowsキー必須になったが、MacとかWin8のオペレーションに慣れてればそんなに違和感ない。
  • しばらくいじってると、パッケージアップデートが通知されるのでアップデート。
    • アップデートするが、インストール時にadministratorとして登録したユーザで実行したためか、rootのパスワードでなく、ログイン中の一般ユーザのパスワードが効かれてきた。sudoっぽくていい。

VirtualBox Guest Additionのインストール

参考:

基本的な流れ("sudo su -" したrootコンソールにて作業):

  1. "yum update", "yum update kernel"
  2. "yum groupinstall "Development tools"", "yum install kernel-devel"
  3. VirtualBoxのDeviceメニューからGuest Additionをインストール。
    1. → VBoxLinuxAdditions.runのスクリプトを自動認識したらしく、自動起動して良いか訊かれてくるが、念のためcancelで自動起動はせずにおく。
  4. "/dev/cdrom" を適当にマウントして、VBoxLinuxAdditions.run を実行、成功したら再起動。

"tsc: Fast TSC calibration failed" の解決

VirtualBoxでCentOS7をインストールすると、起動時にコンソールに "tsc: Fast TSC calibration failed" という表示がでる。
結論から言うと、このメッセージが出ても最終的に "/var/log/message" でTSCの調整が出来ているっぽい(超曖昧・・・)のなら、対応する必要はない。

というのも、以下の参考資料での"clocksource=tsc"の指定方法には問題があり、本来の"GRUB_CMDLINE_LINUX"のオプションを全部潰してしまい、"clocksource=tsc" だけで起動してしまう。

参考:

上記資料での最終的に「これでうまくいったよ!」の例は、 "/etc/default/grub" をバックアップ取ってrootにて編集。以下のように編集している。

(...)
GRUB_TERMINAL_OUTPUT="console"
GRUB_CMDLINE_LINUX="rd.lvm.lv=centos/swap vconsole.font=latarcyrheb-sun16 vconsole.keymap=jp106 rd.lvm.lv=centos/root crashkernel=auto  rhgb quiet"
GRUB_DISABLE_RECOVERY="true"

→
(...)
GRUB_TERMINAL_OUTPUT="console"
GRUB_CMDLINE_LINUX="rd.lvm.lv=centos/swap vconsole.font=latarcyrheb-sun16 vconsole.keymap=jp106 rd.lvm.lv=centos/root crashkernel=auto  rhgb quiet clocksource=tsc"
GRUB_DISABLE_RECOVERY="true"
GRUB_CMDLINE_LINUX="clocksource=tsc"

"GRUB_CMDLINE_LINUX"を2回書いている。このため、本来のパラメータが最後の "clocksource=tsc" だけで上書きされてしまう。
実際にこれでrebootした後、 "cat /proc/cmdline" を実行すると、元のパラメータは消えて "clocksource=tsc" だけが残った状態になってしまう。

さらに、これで "grub2-mkconfig -o /boot/grub2/grub.cfg" すると、 "/boot/grub2/grub.cfg" を生成したときにkernelの並び順が変わる場合がある。
これはkernelアップデートの際に古いカーネルが残っている場合などに発生する。
自分はこれに遭遇し、再起動して放置すると、古いカーネルが先頭に来ていて、それがそのままデフォルトとして起動してしまった。
このため、 "grub-set-default" でデフォルトを再設定する必要があった。

元々、なんでわざわざ "GRUB_CMDLINE_LINUX="clocksource=tsc"" 単体で上書きすることになったかというと、元のGRUB_CMDLINE_LINUXに単にclocksource=tscを追加しても、相変わらず"tsc: Fast TSC calibration failed"が表示されてしまう。そこで、どうやら単体で上書きすれば、消えるようになったらしい。
しかしそもそもclocksource=tscを単体で書かないと効果が出ない事自体がおかしく、もしそうなら、元のGRUB_CMDLINE_LINUXで設定されている複数のカーネルパラメータの内どれかが、clocksource=tscを設定しても問題のメッセージが消えない原因として干渉しているのではないか、と推測される。
どちらにしても、"tsc: Fast TSC calibration failed"自体は表示されても無害で、最終的にTSCが正常に動けば良いため、元のGRUB_CMDLINE_LINUXのままで全く問題は無く、むしろ元のパラメータを潰すことによる予期しないトラブルを回避することを優先し、clocksource=tscの対応は行わないことにした。

参考2:

grub2でのデフォルトの起動カーネルの指定

参考:



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現在のバージョン : 1
更新者: msakamoto-sf
更新日: 2017-02-12 19:35:26
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