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S21+DJSA220(20GB)+DM+Win98SE+Linux

初版作成:2001/02/27
時代遅れな組み合わせ
Windows98SE + RedHat Linux 7
を、panasonic Let's note S21EJ8 + IBM DJSA220(20GB)で実現しました!
環境:
panasonic Let's note S21EJ8
--->>S21付属のFDドライブ
--->>I-O DATA CBSC2 PCMCIA SCSIカード
--->>Logitec LCW-T4432 CD-R/RW、SCSI接続、ドライバ無し
--->>BUFFALO IGM-PCM56k PCMCIA モデムカード
母艦(PC/AT互換、自作機)
--->>Duron 700
--->>128MB DIMM
--->>IDE 接続、HDD
--->>IDE 接続、32倍速CDドライブ
--->>フツーのFDドライブ
インストールOS:
Windows 98 Second Edition(ちゃんと買った)
「こんなにかんたん!Red Hat Linux 7 日本語版」
Bob Rankin,羽山博、インプレス
付属のRed Hat Linux 7 日本語版

ファーストエイドFDは、FAFD
Partition Magic は、PM
Boot Magic は、BM
Disk Manager は、DM
と略しています。
また、S21,母艦ともにCDはDドライブとしています。

ハードディスク換装の全貌、全記録

○下準備
・人づてにDiskManager 9.52を入手。IBMのHPに現在(01/02/27)あるDMのバージョンは
9.54だが、これはS21ではなぜか動かない。従って、バージョンの古いDMを入手するこ
とが絶対条件。
・pfdisk.exeの入手。シリンダーやセクタレベルでパーティションテーブルを書き込む
事が出来る。ハイバネ領域の確保には欠かせない。
ftp://ftp.jp.freebsd.org/pub/FreeBSD/tools/
から、ダウンロード。FAFDにコピーしておく。
・FAFDの中に入っている「xcopy.exe」を、Win98起動ディスクにコピーしておく。
これはHDDからインストールするためにWin98CDをHDDにコピーするために必要。

○換装
・新HDD(今回はDJSA220)をとりあえず取り付けちゃう。
・FAFDで起動。FDISKでみると、総容量は8056MBです、でオッケー。
とりあえずパーティションテーブルを作るために、FDISKで適当に基本領域を取って、
再起動。この時作る領域はどうせ後で完全消去するので小さくて良い。要はテーブル
が作成されればいい(らしい)。
  FDISK /MBR
 FORMAT C: /S

 SHUTDOWN

○Disk Manager 9.52の導入
・DMのFDをセットして、起動する。
 ---
 DM Main Menu
  (E)asy Disk installation を選択。enter
 ---
  右側 1) IBM DJSA220 の表示
 左側 (Y) になってるのを確認
  enter
 ---
 Select operating system you
  are using or plan to install

  Windows95osr2,98,98SE,2000(FAT16 or FAT32) を選んで、enter
 ---
  Would you like to install this drive using FAT32 ?

  (Y) enter
 ---
  画面の色が変わって、
  1) Alt-c      は、continue
    2) any other  は、cancel   なので、

 Altキーと c を同時押し
 ---
 下の方に、Are you sure you want to continue ? の表示

  (Y) を選んで、enter
 ---
 何かやってる(回ってる)ような画面表示があって・・
 ---
 Disk 1 has been successfully installed ! の表示

  enter
 ---
  PLEASE READ CAREFULLY ! の表示

 To create an Ontrack Boot Diskette,press Alt-C
  Press any other key to skip diskette creation ってことなので、

 skip する意味で、enter
 ---
  Disk maneger compleated
  Remove the diskette from drive A: and when ready...
  Press Reset or CTRL-ALT-DEL to exit

 ってことなので、DMのFDを抜いて、次の作業用にFAFDをセットして、
 Ctrl Alt Del キーを押下。

・FAFDで立上がって、1(DOSで起動)enter
FDISK 4 でみると、
 領域 状態 種類    ボリュームラベル Mバイト システム 使用
 1     A     Non-Dos                    8056               100%

  ディスクの総容量は、8056Mバイトです。

になってるけど、これでオッケー。

○ハイバネ領域の設定
そのままの状態から、FDISK 3 で、Non-Dos領域を削除。
改めて、基本領域をとる。
 領域のサイズの指定は、92% とする。
この領域を、FDISK 2 で、アクティブにして、FDISK終了。

FAFDさしたまま、Ctrl Alt Del して、1(DOS起動)

pfdisk 0 と入力してenter
l と入力してenter
  1   11   0  944  unknown
  2    0   0    0  empty    って感じで表示される。

1 132 0 21 unknown  と入力してenter (この21ってのがハイバネ領域になる)
2 11 22 944 unknown と入力してenter(22〜944がC:となる。Linuxインストールの関係で、
実際はこの半分くらいの500位でも良いかもしんない。)

w と入力してenter(これを忘れずに!テーブルに設定が書き込まれない!)

l と入力してenter
  1  132   0   21  unknown
  2   11  22  944  unknown  って感じで表示される。

q! と入力してenter (pfdisk の終了)

FAFDぬいて、Ctrl Alt Del
・HDDから立上がって、ブルーバー表示、すかさずspaceキー押下。
FAFDセットして立上げて、1(DOS起動)

FDISK 4 でみると、
     領域 状態 種類    ボリュームラベル Mバイト システム 使用
     1     A     Non-Dos                     173                 2%
  C:  2           PRI DOS                    7240                35(位)%

  ディスクの総容量は、19900(位)Mバイトです。

って表示になってるので、
FDISK 2 で、C: をアクティブにして、FDISK終了。

FAFDぬいて、Ctrl Alt Del
・HDDから立上がって、ブルーバー表示、すかさずspaceキー押下。
FAFDセットして立上げて、1(DOS起動)

HBUTIL I で確認。168M以下であれば、〜〜って表示でイイ。

○C:のフォーマット
ここまで来ればハイバネ領域も完全に確保されている。
安心して、
FORMAT C: /S
とやる。

○母艦に移動、Win98CDの内容をコピー
・母艦に変換ケーブルを使ってつなぎ換え、電源投入。
DMが立ち上がってからすかさずspaceバーを押し、Win98起動ディスクを
挿入、起動させる。
・CDドライブが認識されたことを確かめる。以下は、CDドライブがD:であると
した場合。
A:\>C:\
C:\>mkdir c:\win98cd
C:\>mkdir c:\util
C:\>mkdir c:\panaapp
C:\>mkdir c:\hdimage
ここら辺りでWindows98のCDを入れて、
C:\>A:\
A:\>xcopy d:\ c:\win98cd /s
これで、Win98CDの内容が全てHDDに写される。相当時間が掛かるので、コーヒ
ーブレイクをおすすめする。次にファーストエイドCDを挿入。
A:\>xcopy d:\util c:\util /s
A:\>xcopy d:\panaapp c:\panaapp /s
A:\>xcopy d:\ja\hdimg c:\hdimage /s

・これでインストールに必要なファイルはHDDに写された。母艦の電源を落とし、S21に
DJSA220を戻す。いよいよWin98のインストールだ。なお、インストール中にPCMCIAソ
ケットを認識させたければ、何でも良いからPCカードとそのドライバを用意しておく。
○Win98のセットアップ
・HDDから立ち上げて、ブルーバー表示、すかさずspaceキー。FAFDセットしてDOS
起動。C: へ移動して、
C:\>cd c:\win98cd
C:\win98cd>setup.exe
これでいよいよセットアップが始まる。PCMCIAカードの認識に関してはS21の説明書を読
むべし。「インストールにカードナントカを使ってますか?」みたいなことが出たら、「はい」
を選んで、適当なPCカード挿してドライバをインストールする。その過程でPCMCIAカード
ソケットも適切にインストールされる。
・ビデオドライバはc:\util\drivers\video
・サウンドドライバはWin98SEの場合、Winが勝手にインストールした奴でいい。わざわざc:
\util\drivers\soundvxdを入れると、古いのが原因か、インストール中フリーズする。
・赤外線通信ソフトもインストール忘れずに。
・電源管理ソフトもインストール忘れずに。
・c:\hdimageの下にあるのは、起動時の画面とか、Let'note 特製壁紙とか。好みでコピー。

○パーティションの調整及びLinux インストールの下準備の下準備。
・この段階では、cドライブは7.9GBほどあるはず。Partition Magicをインストールして、
パーティション調整を始めることにしましょう。なおBoot Magicは使わないのでインストール
しなくて結構です。例えインストールしたとしても、いままで書いたとおりのDMの設定では
Boot Managerは有効に出来ないので無意味です。Linuxでも充分Dual Boot出来ますから、
あわてないで!
・Partition Magic(以下PM)をインストールし終わったら早速起動しましょう。Win98だけ
使いたい人は、後はC:をぐぐーっと広げればいいだけです。
・しかし!!!Linux をインストールしたい人はC:を縮小しなければなりません!!!具体
的には大体5G前後まで縮小して下さい。それも、ディスクの先頭方向に「詰めて」下さい。
--->>なぜかというと、Linuxをブートさせるパーティションは「ディスクの先頭から8.4GB(
正確には1024シリンダ内だったような。)以内にあること」が条件だからです。したがってC:
を縮小して、8.4GB以内にLinuxのブートパーティションが収まるように「空き」を作る必要
があるのです。
・変更を適用し、再起動がかかります。再起動の際、「On Trackのディスクを入れて再起動
して下さい」の様な英語のメッセージが出て止まります。恐がらないで、DMのディスクを入れて
再起動。
(A)dvanced....
から、
(U)pgrade.....
を選んで、MBRを書き直します。
--->>なぜこんな事が起こるのか。どうもPMはDMと相性が悪いらしく、「PMを起動しただけ
でも」こういった事態が起こります。MBRをいじくってるのかな?DMはMBRの書き換えをチェ
ックするので、MBRをいじくるソフトを動かすにはかなり無理があるのです。DMを入れると
きの設定である程度回避できるようですが・・・。どちらにせよ、DMのメッセージ通りにす
れば特に問題は起こりません。上の例でも、MBR書き換え後、リブートすると正常にDMが読
み込まれ、PMの変更が適用されます。
・これでC:の設定は終わりました。Linux を入れるにはさらなるステップが待っています。

○Linux インストールの下準備
・このページの冒頭に述べた、I-O DATAのCBSC2のLinuxドライバは今のところ無いみたいで、
CDROMからのインストールは不可能。従って、Win98上からあらかじめHDDにRedHat Li
nux のCD内にあるパッケージをコピーします。DOS窓から
c:\>mkdir c:\RedHat
c:\>mkdir c:\RedHat\base
c:\>mkdir c:\RedHat\RPMS
と入力(エクスプローラを使ってもオッケー)、CDを写すフォルダを準備します。あとはエ
クスプローラでCD内のbaseとRPMS内のフォルダを単純にコピーします。
・インストール用ブートフロッピーを作ります。RedHatのCD一枚目の中に
d:\dosutils\rawrite が入っています。これを利用します。同じく一枚目の中に「pcmcia.img」
というファイルが入っているはずです。DOSフォーマット済のフロッピーを一枚用意し
ます。DOS窓から、
d:\>cd d:\dosutils
d:\dosutils>rawrite
と入力します。イメージファイルの入力を促されるので、pcmcia.imgをフルパスで入力します。
次に、フロッピードライブを指定します。A:と入力すれば大丈夫です。pcmciaをインストール時
にサポートする、インストール用ブートフロッピーが作成されました。

○RedHat Linux のインストール
・パソコンを再起動します。「DM が立ち上がった後」、先ほど作ったフロッピーを起動させます。
・text と入力し、enter。テキストモードでインストールが始まります。
・後は、画面の指示に従って進んでいけば特に問題はないはずです。途中、コピー元を聞かれ
たら/dev/hda2(DOSで言うC:)を指示すれば大丈夫でしょう。パッケージに、「ラップトップ
何とか」を含めるのを忘れないで下さい。
・ハードディスクの設定は「DiskDruid」を使用。
--->>最初に「Add」で/bootを20MB位でマウントする。Linux nativeで。
--->>次にLinux swapを128MB位で追加する。
--->>最後に/(ルート)を4GB位でマウントする。
--->>好みで/dev/hda2のDOSパーティションもマウントする。
・X86の設定は、Neo Magicのドライバは自動認識されるはずです。
--->>ディスプレイは「panasonic S21」(そのものどんぴしゃり!?)
--->>ビデオメモリーはデフォルトでは「1mb」になってる。「2mb」がお薦め。
--->>クロック何とかを聞かれるが、推奨設定でオッケー。
--->>最後の画面サイズと色は、「24bit」「800x600」でテストすれば大丈夫(なはず)。

○LILOのインストールと起動設定
・インストール中、LILO の設定画面が出てくる。「ブートパーティションの最初のセクタ」
に設定。間違っても、マスターブートレコードにインストールしては駄目!
・Win98,Win95,dos いずれかの名前でOSが自動認識されてるはず。これでDual Bootが可能になる。
・以上でおそらくインストールの殆どが終わるはず。後はパッケージのインストールが始まる。
非常に時間がかかるので、ここらでコーヒーブレイクを勧める。

○忘れないで!!
・再起動すると、「絶対Windows98が動くはず」。なぜかというと、C:がアクティブになったまま
だからです。あわてないで、PMを使ってパーティションの確認とアクティブパーティションの
変更をしましょう。
・まず、PMでLinux のブートパーティションに取ったはずの20MB前後のパーティションが
ちゃんと先頭から数えて8.4GB以内に収まっているか確認して下さい。もし収まっていなければ、
インストールし直しかPMで移動させる必要があります。
・収まっていれば、そのブートパーティションをアクティブにして下さい。PMなら、マウスの
右クリックメニューですぐ出来ます。そして変更の適用、PMの宿命であるDM->UpgradeでMBRを
戻します。
・一連の作業が終わって、パソコンを起動させると今度こそLILO画面が出てくるはずです。dos
の名前が表示されていなければ、LILOがdos,winを認識していない証拠です。ドキュメントを
調べて認識させて下さい。
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