#navi_header|C言語系| GNU binutils ツール群に関するメモ書き #more|| #outline|| ---- * as as関連の日記 - [[551]] * ld ld関連の日記 - [[534]] - [[503]] ** "-T"オプションの紛らわしさ GNU asを使ったアセンブラ入門記事などを読んでいると、 ld ... -Ttext 0x0 -e mymain ... というような"-T"オプションが出てくる。 一方、ldのリンカスクリプトについて調べていると -T scriptfile というような"-T"オプションが出てくる。 つまり、スペース+ファイル名だとリンカスクリプトを指定し、スペース無しでセクション名を指定すると当該セクションを指定されたアドレスで開始するようになっている。 "-Tセクション名"の場合、指定出来るアドレスが限定されている。ldのヘルプを見れば出てくるが、 -Tbss ADDRESS Set address of .bss section -Tdata ADDRESS Set address of .data section -Ttext ADDRESS Set address of .text section の3つ。 もしそれ以外のセクションの開始アドレスを指定したい場合は、以下の形式を使う。 --section-start SECTION=ADDRESS Set address of named section #navi_footer|C言語系|