思い出すだにおぞましい。 大学時代、2002年~2003年にかけてアルバイトで作成した某NPOサイトの某コンテンツ。 - prepared statementを使っていない。 ''SQL Injection ? なにそれ?おいしいの?'' - 硬直化したオブジェクト指向とフレームワーク。HTMLをカスタマイズしたいだけなのに、オブジェクトを派生してメソッドをオーバーライドしなければならない。 -- "HTMLテンプレート"という概念を知らなかった。最後の方でぎりぎり、PEARのHTML_Template_ITとそれを適当に見よう見まねでコピーしたオレオレテンプレートクラスを使ってた程度。 - ''連想配列のキーを、ダブルクォートで囲んでいない。'' (多分PHP3時代の何かの本で覚えてしまったのだろう) -- undefined constant が大量に出力されていることに気づいていない。 --- それでもちゃんと意図したとおりに動く不思議。PHPの気の利かせ具合はNIPPON-JIN並みだとつくづく思う。 - ''というか、そもそもerror_logの存在自体を知らなかった。'' - ''htmlspecialchars()の存在を知らなかった。'' XSSヒャッホウ!! - N:M関係を、片方のテーブルのフィールドに ''CSV形式で押し込めた。'' -- しかも、implode()を使わず、ループ回して","で連結した後、末尾の","を手動で取り除いている始末。 もう酒の席でのネタにしかならない、悪夢のような・・・いや、実際黒歴史のサイトが、 ''つい一ヶ月前まで現役で動いていた。'' ところが8月一杯でサイト全体がVPSに引っ越しとなり、ニート状態を良いことに二つ返事で引き受け、自分の黒歴史を滅殺せんがため、過去の自分の亡霊とおよそ3週間に渡り対峙してきたが、この度目出度く殲滅せしめた。 なんというか・・・こう、精神的に、いろいろ、疲れた。↑で書いたようなコードを直していくと、フレームワークを導入して、CSVで片づけていたN:M関係の管理もちゃんとテーブル切って・・・となって、 ''「アレ?黒歴史のままの方が、汚いけど規模は小さくて済んでた?」'' という思いがわき上がってきて、「自分、「綺麗にする」とかいいつつ、規模を大きくしていくだけで何か下世話な事してる?」という疑問というか無力感というか単に自己満足なだけじゃねぇの的な厭な感情がわき上がってきて辛かった。 もう、Web開発に対して「ワクワク感」を感じられなくなってしまった。