っていうところはまだまだあります。自分が知っている範囲だと、某大手電機メーカーのシステム構築部門の手がけているとあるプロジェクトがそうでした。 - C++の話(本当にあった怖い話) -- http://www.slideshare.net/Isoparametric/c-horror-kai のブクマで「VSSもうやだお・・・」みたいなコメントがあったのでエントリ書いてます。 お客様の大切なソースコードを管理するソフトウェアなのですから、多少使い勝手が悪くとも、Microsoft社がテストまできっちり行っているVisual Source Safe を使いましょう・・・という考え方ですね。 これはこれで納得出来る所ではあります。 Linuxマンセー、オープンソースマンセー、流行のツールを使えりゃ満足な、自分の頭で考えないヲタク連中に好き勝手に弄られ、ある日突然データが吹っ飛ぶ・・・とゆーのが恐ろしい。それくらいなら、実績もあるし何よりMicrosoft社製というブランドマーク付きのVSSを使おう・・・というのも納得です。 「これだから頭の固い老害連中は駄目なんだ」と嘆くのもありなんですが・・・実は、グローバル展開しているソフトウェア会社が独自に動作検証済のバイナリを提供、さらにはお値段高めですが有償サポートもしてくれてるんです。 - CollabNet認定のエンタープライズ対応Subversion -- http://www.open.collab.net/jp/products/subversion なので、「オープンソースだから, フリーだから, 壊れないか不安だな~」という不安が原因でSubversionに手を出せないでいるのであれば、ぜひこちらを検討してみて下さい。いや、別にCollabNetの社員という訳じゃないんですが。 ただ、「メーカーによる動作検証」が壁となってしまいオープンソースを導入出来ない現場も多々あると思います。そうした場合に、「これだから頭の固い老害は」と嘆く前に、企業による有償サポートや動作検証済のバイナリ提供がないかどうか、調べておいて損は無いと思います。 インフラ系のツールは一度導入されると使い続けることの慣性が非常に巨大になりますので、どんなに時代にそぐわなくなった古くさいツールといえど中々乗り換えられないケースは多いはずです。 今現在「Subversion, Git, Mercurialマンセー、CI使わない奴らは馬鹿なの?氏ぬの?」と叫ぶことが出来ても、5年後10年後になって「えー、まだSubversion使ってるのー!?それなんて老害www」と蔑まれる可能性はゼロではないはずです。 オープンソースのツールの導入にあたっては、現場に応じて柔軟な提案が出来るように手札を揃えておきたいですね。