TDDに対してのスタンスを自分の中ではっきりさせたい為、前から気になっていた書籍を読み込んでみた。 - &amazon() { プログラマーのジレンマ 夢と現実の狭間 } - &amazon() { 闘うプログラマー[新装版] ビル・ゲイツの野望を担った男達 } - &amazon() { Head Firstソフトウェア開発 ―頭とからだで覚えるソフトウェア開発の基本 } - &amazon() { アート・オブ・アジャイル デベロップメント ―組織を成功に導くエクストリームプログラミング } - &amazon() { アジャイルな見積りと計画づくり ~価値あるソフトウェアを育てる概念と技法~ } TDDやアジャイルに対してのスタンスが、ようやく自分の中で焦点を結んだ。 「現場でTDDを使おう/XPで行こうと言われたら、そう願う人達の静かな味方になる。」 それが、自分なりの結論だ。 アジャイル/TDD/XPを導入しようとしまいと、プロジェクトとそれを推進する人間の集団を特定の方向に引っ張って行くには、信念と自信をもった実力に裏打ちされたリーダーが必要なのだ。 そんな極々当たり前のことすら自分は分かっちゃいなかった。自分で信じ切れない言葉は、どう言い回しを変えたところで他人が信じる筈はない。 もし今後携わる開発現場で、リーダーやマネージャなどが「アジャイル/XP/TDDを使います!」と宣言したときに少しでも学習負荷を下げるべく、座学で予習しておく。それが今の自分に出来ることだろうし、今後もそれが限界だろう。 そうした現場に出会ったら、できるかぎり、そのリーダーやマネージャを補佐する事にしよう。「アジャイル/XP/TDDをうまく導入して少しでも開発現場を改善したい」と願う人達の、開発者としての最初の味方になろう。 今回読んだ本の中から、特に胸を打たれたセンテンスを引用して終わりにする。 ・「闘うプログラマー」p12: >最後には、優れた作品は愛情と暴力によって創造されるのだと知った。 ・「プログラマーのジレンマ」p350: >「手法の本当の目的は、誰かの問題を解決することではなく、本を売ることだ」 >(...) >「手法の大きな問題は、手法を開発するような頭のいい人たちが実践すれば、うまくいくことだ。 >言われたことに従うほかは何もしようとしない鈍感人間が実践しても、うまくいかない。 >いずれにせよ、開発者の大半はソフトウェア開発の本も読まず、ソフトウェア開発に関するウェブサイトも読まず、 >スラッシュドットすら読まない。だから、われわれがいくら書き続けても、彼らの耳には届かない。 >(...) ・「プログラマーのジレンマ」p409: >クヌースは、TeXとメタフォントを開発したことで、ビル・ジョイとは正反対の結論に達した。 >ソフトウェアを書くことは、本を書くより「はるかに難しい」。 #amazon||> ||< #amazon||> ||< #amazon||> ||< #amazon||> ||< #amazon||> ||< #more|| #pre||> ||< #yaruo||>         / ̄ ̄ ̄\         /        \  『「手法の大きな問題は、手法を開発するような頭のいい人たちが実践すれば、・・・』      /  ─   ─   ヽ  ・・・と。       |  (●)  (●)   |      \  (__人__)   __,/      /  ` ⌒´    \    _/((┃))______i | キュッキュッ キュッ .. / /ヽ,,⌒)  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄(,,ノ \ /  /_________ヽ..  \ . ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 『いずれにせよ、開発者の大半はソフトウェア開発の本も読まず、ソフトウェア開発に関するウェブサイトも読まず、 スラッシュドットすら読まない。だから、われわれがいくら書き続けても、彼らの耳には届かない。』            _-─―─- 、._          ,-"´          \   ・・・ううっ。         /              ヽ   き、きっとペアプログラミングすればみんな・・・          /       _/::::::\_ヽ        |         ::::::::::::::  ヽ         l  u    ( ●)::::::::::( ●)        ` 、        (__人_)  /          `ー,、_         /          /  `''ー─‐─''"´\ 『ゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラ』            ___        /      \       /ノ  \   u. \ だ、誰かいるのかお!?     / (●)  (●)    \      |   (__人__)    u.   | ゲラゲラゲラゲラ>      \ u.` ⌒´       /     ノ            \   /´               ヽ    .r-、 _00           /::::'┴'r'    .|::::'´::::r┘  !「`L00、|.l└ク_;厂  /    .|::::「|:::|    l| |Ln:::r┘|.l _lニユ、 ./    . ̄└r''"´]_ l| | r゙=゙┐ |└ァ::/ /  /    、ヽ、 ,ゞ´_::::| l| |「二:::7 .|.l └′/  / /    . \\`´ |:::|. l| l 〈::/  、 !     '/            ____           /  ノ_ ヽ,,\         / ≦゚≧ミ:≦゚≧  アヒャヒャ!         |    (__人__)|  まーだ現実が見えてないのか、この坊やは!!         |     |r┬| }          |     | | | }        .  |.    `ニニ  }        .  ヽ      }           ヽ    ノ          ____        /   u \   お、お前誰だお!?       /  /    \\     /  し (○)  (○) \     | ∪    (__人__)  J |      \  u   `⌒´   /        / ̄ ̄\      /   ⌒  \      |  ミィ赱、i .i_r赱  俺はお前だろ。 .     | ::::::⌒ (__人__)  お前が自分で絶対に認めようとしない、 .     |     トエエエイ  考えや性格が抽出されたシャドウ・・・ってとこだろ。 .     ヽ     `""´}       ヽ     ノ        /    く     , r ' ⌒ ヽ、 .  /       ヽ,   お前だって分かってるんだろ?   /      ,,ヽ、_ヽ . |    __,ノ 彡(○ )  ・・・そうさ、日本だって状況は変わらない。   |   (○ ) 彡  |  殆どの開発者は「アジャイル?なにそれ?」状態。 .  |        入,__)  「TDD」にしたって、   |.     ゙'ー'´      「えー!?テストコード書かなきゃイケナイの!?」 .  |      ゙ヽ、__ノ   「めんどーい!!」    ヽ、       ノ\.  でおしまいさ。   /::ヽ、_   /ノ:::::| . /:::::::,::::\ゝ、◇ノ::::i:::|  ・・・最後には、一人空回りする「勉強好きのよい子ちゃん」 . |:::::::::|:::::::::\¶/::::::::|:::|  だけが絶望感、無力感に打ちひしがれて残るんだ・・・。 . |:::::::::|::::::::::::::::|::::::::::|:::| . |:::::::::|::::::::::::::::|::::::::::|:::|    / ̄ ̄\  /   _ノ  \  |    ( ○)(○)  特にお前じゃ無理だ。 . |     (__人__) はっきり言おう、お前には「アジャイル/XP/TDDを導入するリーダー」役は   |     ` ⌒´ノ  「絶対に」務まらない。 .  |         } .  ヽ        }  大事なことだから2回言うが、お前にリーダー役は務まらない。    ヽ     ノ        \    /    く  \        \    |     \   \         \     |    |ヽ、二⌒)、          \          ____        /   u \   そ、そこまで思い上がっていないお。       /  /    \\  せいぜいがそういうリーダーが現れたら     /  し (○)  (○) \  最初の味方になろう、位だお。     | ∪    (__人__)  J |      \  u   `⌒´   /       / ̄ ̄\     /   _⌒  \  ああ、「今は」そうだろうな。     |   (○)(ー)     |   ⌒(_,,人__) ホジホジ     |   ∩ノ |;;;| }     |  /_ノ"' }     /ヽ/  /    }  だが前の職場では違っただろう・・・?    (  ヽ  /_ ノ    7.ヽ__/   \        ___       /     \     /  一'  `ー\    ・・・    /   ( ○)  (○)\    i       (__人__)   i    ヽ、    |r┬-|  /      /    `ー'´  く      i   丶 ヽ   ヽ   ガシャ      r     ヽ、__) (_丿      , -っ ゚      ヽ、___   ヽ ヽ  r. ― ┐ ー ュ '      と_____ノ_ノ   | 茶. | 。, つ o                     ` ー‐┘‐- ´。      / ̄ ̄\    _ノ ヽ、   \ クスクス    (○)((○))゚o  |    (__人__)      |   図星だろ。    //'}n      |  はっきり言おう、お前は、他人や会社の為ではなく、   イ / /./,n     |  単に自己満足のために「TDD」だの「Redmine」だの「Trac」だのを宣伝し、  〈 . ' / '|//    /  徒に現場を掻き回したんだ。   .ヽ  ..イ    /     \ く/    ヽ  ぶっちゃけ、下手に無能な開発者より迷惑だろ・・・。      ヽ.ノ  .  |       |    . |    .r-、 _00           /::::'┴'r'    .|::::'´::::r┘  !「`L00、|.l└ク_;厂  /    .|::::「|:::|    l| |Ln:::r┘|.l _lニユ、 ./    . ̄└r''"´]_ l| | r゙=゙┐ |└ァ::/ /  /    、ヽ、 ,ゞ´_::::| l| |「二:::7 .|.l └′/  / /    . \\`´ |:::|. l| l 〈::/  、 !     '/            ____      「TracよりRedmineの方がオススメです」って           /  ノ_ ヽ,,\     言ってたよなぁ!?         / ≦゚≧ミ:≦゚≧         |    (__人__)|   笑わせるぜ・・・!!         |     |r┬| }   あれだろ?数年後には、いや数ヶ月後、          |     | | | }    舌の根も乾かない内に        .  |.    `ニニ  }  「雑誌に出ていた、Redmineより高機能なXXXXを使いましょう」        .  ヽ      }   って言い出すんだろう!!??           ヽ    ノ  自分のオツムで何も考えてない証拠だろ・・・!!       ____     /:::::::::  u\    /ノ└ \,三_ノ\   ,∩__   ち、違うお!  /:::::⌒( ●)三(●)\ fつuu  |::::::::::::::::⌒(__人__)⌒ | |   |    どちらも導入すれば開発がしやすくなるからと・・・  \:::::::::   ` ⌒´   ,/_ |   |    ヽ           i    丿   /(⌒)        / ̄ ̄´  / /       /    / ̄ ̄\  /   _ノ  \   そうだな。「お前は」開発しやすくなるだろうな。  |   ( ○)(○)  ・・・だが、新参者に無理矢理押しつけられた周囲のことを考えたことはあったか? . |    (__人__)  お前が「イケテナイ」と感じるプロセスやツール、それがその現場の   |     ` ⌒´ノ  標準になった歴史や関係者の思惑に、少しでも想像力を働かせたことをあったか? .  |         } .  ヽ        }    ヽ     ノ    .>    <    |     |     |     |              / ̄ ̄\             ノし. u:_ノ` ,,\.     いつまでも偽善者面しやがって・・・!!             /⌒`  ( ◯)(O):            .:|   j(   (__人__)  お前は単に、仕事を最新技術やツール・手法の「実験台」にしただけなんだよ!!           :|   ^  、` ⌒´ノ:           |  u;     ゙⌒}:    只の自分勝手、お客や出向先の現場のことなんて一つも考えてない・・・!!           ヽ     ゚  " }:             ヽ :j    ノ: i |i |          /⌒      ヽ  | || |  |   そんな偽善者の語る言葉を、誰が信用するか!!誰が従うか!!      :: / ̄ ̄ヽ ::       \ ||     |i     :: (「    `rノ ::      \   ||i  \      :: ヽ   ノ ::          \       \ ガタッ!  |   | r         「\   \       \        |   | |       ノ  \   \__   \           ヽ_ノ       /||| l   \_,       `ヽ   \      || i  /         | ||| |    (_つ ̄と_ノ)    \      || ||  |         | ||| |                    \      ._ _ _    (ヽl_l_ll_l,l    そう・・・お前はそれに、うすうすは勘付いてたよな・・・。     ヽ  r      Tracをまともに活用していないあの現場でRedmineに切り替えようとしたときも、     │ |        社内研修でTDDの話をしたときも、      |/ ̄ ̄\     「自分の名前」は出ないようにして、なるべく「部長や上司が」そう考えているように    /    \ ノ    姑息に誘導してたもんなぁ・・・    |    ( ◯)(◯) .   | ノ(  (__人__)  結局自分の話なんて誰も聞いてくれない、って分かってたんだろ?     | ⌒    ` ⌒´ノ .    |         }  ・・・そんな構ってちゃんの我が儘、聞く奴なんているわけないだろ!! .    ヽ        }      ヽ     ノ         \      l/   く   \          \      |     \  \         \       |    |ヽ、二⌒).、           \     /  ̄ ̄\   /      ノ ヽ   お前は結局、自分自身を信用出来ないんだ。   |::::::     (◯ )   特に「誰かの為に」という部分に想像力を働かせられない、 .  |:::::::::::   (__人)  本当に誰かの為を思っての言葉、行動なのか自分で信用出来ない。    |::::::::::::::   ⌒ノ  そんな人間の語る言葉など誰も信用しない、従わない。 .   |::::::::::::::    } .   ヽ::::::::::::::    }  ・・・それも分かっている、だから、さらに自分を信じられなくなる。     ヽ::::::::::  ノ     /:::::::::::: く     |::::::::::::::  |      |:::::::::::::::| |       / ̄ ̄ ̄\     / ─    ─ \    /  (○)  (○)  \    ・・・・・    | \  (__人__)  / |    \ |   `⌒J´  | /    /              \     , r ' ⌒ ヽ、 .  /       ヽ,    言い返せないよな?そりゃそうだ、本当は分かってるんだから。   /      ,,ヽ、_ヽ . |    __,ノ 彡(○ )   |   (○ ) 彡  |   ・・・畳み込むぞ? .  |        入,__)   『いずれにせよ、開発者の大半はソフトウェア開発の本も読まず、ソフトウェア開発に関するウェブサイトも読まず、   |.     ゙'ー'´       スラッシュドットすら読まない。だから、われわれがいくら書き続けても、彼らの耳には届かない。』 .  |      ゙ヽ、__ノ    ヽ、       ノ\.   /::ヽ、_   /ノ:::::|   これ、思いっきり共感したよな? . /:::::::,::::\ゝ、◇ノ::::i:::| . |:::::::::|:::::::::\¶/::::::::|:::| . |:::::::::|::::::::::::::::|::::::::::|:::| . |:::::::::|::::::::::::::::|::::::::::|:::|       ___      /⌒  ⌒\    /<○>   <○>\   /   (__人__)   \    う、う・・・   |     |r┬-|     |   \    `ー'J    /   /              \        ____      /ノ   ヽ、_\    /( ○)}liil{(○)\   /    (__人__)   \   うあぁあああああああああ!!!!!!!!!!!   |   ヽ |!!il|!|!l| /   |   \    |ェェェェ|     /         ノ L____        ⌒ \ / \   ・・・そうだお!どうせ勉強してるのは自分だけだったお!       / (○) (○)\   どの現場でも、自分が結局一番勉強してたんだお!      /    (__人__)   \   WEB DB プレスも読んでた、PHP勉強会にも出席してた、       |       |::::::|     |      \       l;;;;;;l    /l!| !   言語だって半ダースを超える言語を操れるのは自分だけだったし、      /     `ー'    \ |i    WEBアプリの仕事だってセキュリティまで考慮してるのは自分だけだった!    /          ヽ !l ヽi    (   丶- 、       しE |そ  ドンッ!!     `ー、_ノ       ∑ l、E ノ <                レY^V^ヽl       ____     /:::::::::  u\         確かに無条件で尊敬出来る技術者もいたけど、そんなの    /ノ└ \,三_ノ\   ,∩__    片手で数えられる程度、大多数は塵芥の開発者だったお!!  /:::::⌒( ○)三(○)\ fつuu  |::::::::::::::::⌒(__人__)⌒ | |   |   ・・・仕事で使わなければ勉強すらしない・・・!!  \:::::::::   ` ⌒´   ,/_ |   |   新しい技法も、雑誌やWEBにいくらでも情報源や体験談が載っているのに    ヽ           i    丿    見ようともせず、自分で試そうともしない・・・!!   /(⌒)        / ̄ ̄´  / /       /         .____      ;/   ノ( \;   だったら自分は何なんだお!?     ;/  _ノ 三ヽ、_ \;   毎日毎日IT系のニュースサイトをチェックし、   ;/ノ(( 。 )三( ゚ )∪\;   仕事外でもプログラミングを勉強し、  ;.| ⌒  (__人__) ノ(  |.;  雑誌を買って、勉強会に出て発表して・・・  ..;\ u. . |++++|  ⌒ /;        ____      /      \   なのに・・・なのに!!    /  _ノ  ヽ、_  \   「出来た」と言われたプログラムはコンパイルが通っただけでテストされていない、   / o゚((○)) ((○))゚o \   500行に渡るメソッドが3つ、一行しか違わないのにコピペされてる、   |     (__人__)'    |  Javaのクラスが単にソースファイル単位として扱われていて、   \     `⌒´     /   OOPの欠片も伺えないレガシーコード・・・            -─‐──‐-、   なんなんだ!?         /             \   自分が勉強してきた事って、この現実にクソの役にも立たないのか!?        / ;              ヽ.       l  U                l        OOPも、Tracも、SVNも、Redmineも、TDDも・・・       |      , 、     ;    |⌒´⌒`ヽ、   何の役にも立たない・・・!!       !、  _ノ" "ヽ、__  ∪         \        ヽ ((ー)  (ー) )::  /⌒゛`       l:   それもこれも、周りが馬鹿すぎるからだお!!!         /ヽ∪(_人__)∪__ ,ノ|     ,      |   なんでおめーら勉強しないんだお!!         /   /` ⌒ ´     |.    |    ,   !         /   ∪    |∪`-,,,.|"   |___,ノ   |      おめーらプログラミングが好きじゃないのかお!!??       /.   /     |    |    |     ,lー─- 、  なんであんな糞キタネーコード書いてて平気なんだお!!!    , --‐-ー、_/∪    l ∪   ,|    |   ,/ )    )   く / / ァ- ,ノ _   \ノ^ノ^/⌒ヽj\   /^ー-‐'    `ー' ー´ ̄ (_)  (_(_イ_,イ、_,ィ'´__/  ̄            _-─―─- 、._   ・・・自分は・・・空しくなってきたお。          ,-"´     ゝ   \   自分一人じゃ何も変えられない。         /              ヽ   大多数の開発者は、変化を求めない。問題があること自体気づかない。          /       ::::/::::::::\::ヽ   ならば問題を解決する為、開発現場を改善する為の勉強もしない。        |       / ヽ `::::´ /`ヽ   そして、必要性も理解出来ない。         l       ( ○ノ::::::::::ヽ○.;l        ` 、        (__人_)  .;/   ・・・無力感、絶望感・・・所詮Webや書籍で描かれたのは、          `ー,、_         /゚    先進的で現場の開発者が充分技術力・学習意欲に富んでいるほんの一部の          /  `''ー─‐─''"´\o   現場だけなんだお・・・。    .r-、 _00           /::::'┴'r'    .|::::'´::::r┘  !「`L00、|.l└ク_;厂  /    .|::::「|:::|    l| |Ln:::r┘|.l _lニユ、 ./    . ̄└r''"´]_ l| | r゙=゙┐ |└ァ::/ /  /    、ヽ、 ,ゞ´_::::| l| |「二:::7 .|.l └′/  / /    . \\`´ |:::|. l| l 〈::/  、 !     '/            ____           /  ノ_ ヽ,,\         / ≦゚≧ミ:≦゚≧  痛々しい告白、ありがとうだろ!!         |    (__人__)|         |     |r┬| }  結局アレだ、まとめるとだ、          |     | | | }  「私はこんなに頑張っている、なのに周りは馬鹿ばっかり・・・嫌になる」        .  |.    `ニニ  }  っつーことだろう?        .  ヽ      }           ヽ    ノ       / ̄ ̄\     /    _ノ \     |    ( ○)(○)   ふざけるな!!     |     (__人__)      |      |r┬| .}   おまえみたいに周囲を見下す人間に、「仲間」なんて出来るわけねぇだろ!!!!!      |       | | | }    ,..-'ヽ     `ニニ }    それこそ、全部お前の「独りよがり」じゃねぇか!!   ./::"::::`ヽ、.,__ __ノ ゙  /::i::::::::::::"'弋'!ー',イ>|'_ノ´`ー -,,_ _ . }:::゙|::::::::::::::::::::~゙:_戈;f"  、    イ/ `i /:::::::!;:::::::::::::::::::/',r.テ    \xー.ォ、__ノ ::::::::::::ヾ!:::::::::::::l .l r'   ` 、_冫y" :::::::::::::::::\o:::::l .ト、  ヽ,_ノ"ー' :::::::::::::::::{::::{\代 l>ー、,_ノ          ____        /   u \       /  \    /\    !!!     /  し (>)  (<) \      | ∪    (__人__)  J |     \  u   `⌒´   /    / ̄ ̄\   /ノ  ヽ、_  \ . ( ○)( ○)   |  まぁ・・・それでもアレだ、この5年間、うまくやれた方じゃないのか?  |(人__)       |   | ⌒ ´      | .  |        | .  ヽ      /    ヽ     /    .>    <    |     |     |     |          ____        /   u \       /  /    \\   ど、どういうことだお?     /  し (○)  (○) \     | ∪    (__人__)  J |      \  u   `⌒´   /       / ̄ ̄\     /   _⌒  \    いやぁ・・・中学一年のアレに比べると・・・ねぇ?     |   (○)(ー)     |   ⌒(_,,人__) ホジホジ     |   ∩ノ |;;;| }     |  /_ノ"' }     /ヽ/  /    }    (  ヽ  /_ ノ    7.ヽ__/   \          ____         /ノ   ヽ、_\    r ⌒j       /( ○)}liil{(○)\  /   /         !!!!!!!!      /    (__人__)   \/   /   /  )     |     |i|||||||i|     /  /  /  /     \     |ェェェェ|     /   '` ´  /    や、やめろおおおぉぉおおおおおおおおお!!!       r´  (⌒'ー―- イ′     ´廴      /    > 、     ヽ      _  ̄ ̄ ̄)     /        -、      }        (  ̄¨´    /           ヽ._       __  \                 `   --‐'´ `゙' 、_.)      / ̄ ̄\    /   ⌒   \   ( ○)( ○)  |  それともアレか?小学校の頃、学級委員長になれた位で浮かれ、調子にのって   .(__人__)      |   生徒会長に立候補したら撃沈したアレとか?    l` ⌒´    .|    {          .|    {       _ |   (ヽ、ヽ   /  )|    | ``ー―‐'| ..ヽ|    ゝ ノ    ヽ  ノ   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄        ___      /     \     / ::::(  )::::(  )     うわぁぁあああああああ!!!!!!   /  ⌒(_人__) \   |      ` ⌒´   |   \          /   /          \   聞きたくない、聞きたくない!!   /       i;;三三ラ |   |  |     ・i;j: |  |        / ̄ ̄\    小学校の頃、ちょっと電子工作を勉強したからっていい気になって、ラジオ作ろうとしたんだよな?      /   ⌒  \    せっかく仲間集めても、その時のお前の技術じゃまともな代物何一つ作れず、      |  ミィ赱、i .i_r赱    仲間の親からお金集めて、アキバに行って格安のラジオを買い集めて、 .     | ::::::⌒ (__人__)    クラスの希望者に配ったんだろう? .     |     トエエエイ   その時の担任から、「お金をやりとりするのはよくない」と言われたよな? .     ヽ     `""´}       ヽ     ノ        /    く     ____    /  ノ_ ヽ,,\  / ≦゚≧ミ:≦゚≧  ウヒャヒャ、仲間を家に集めたは良いが、材料も何も無い、アンテナ線とバリコンつなげて  |    (__人__)|  「それっぽいの」をみんなの前ででっちあげたけど全然ラジオとして動かなかった!!  |     |r┬| }   |     | | | } .  |.    `ニニ  } .  ヽ      }    ヽ    ノ          ____        /      \       / ─    ─ \     /   (○)  (○)  \   ・・・聞きたくない・・・やめてくれ・・・     |     (__人__)    .|      .\     ` ⌒┃   ,/    / ̄ ̄\  /   _ノ  \  |   ( ○)(○)  そして中学一年生、成り行きでまた学級の級長になった。 . |    (__人__)  おまえは小学校の頃と同じ「正義」を「真実」と勘違いしてみんなに押しつけた。   |     ` ⌒´ノ .  |         } .  ヽ        }    ヽ     ノ    .>    <    |     |     |     |          ____        /      \       / ─    ─ \    ・・・     /   (○)  (○)  \     |     (__人__)    .|      .\     ` ⌒┃   ,/     , r ' ⌒ ヽ、 .  /       ヽ,   /      ,,ヽ、_ヽ  朝の自習の時間は静かにしろ、ちゃんと並べ、遊び回るな、・・・ . |    __,ノ 彡(○ )   全部、先生の言ってること丸写し。お前の頭で考えた言葉なんて一つもない。   |   (○ ) 彡  |    そのくせ「○○するな」「○○しろ」の命令形ばっかり。 .  |        入,__)   |.     ゙'ー'´ .  |      ゙ヽ、__ノ   ・・・誰もお前の言うこと、聞かなかったよな?    ヽ、       ノ\.   /::ヽ、_   /ノ:::::| . /:::::::,::::\ゝ、◇ノ::::i:::| . |:::::::::|:::::::::\¶/::::::::|:::| . |:::::::::|::::::::::::::::|::::::::::|:::| . |:::::::::|::::::::::::::::|::::::::::|:::|          ____        /      \       / ─    ─ \    ・・・     /   (○)  (○)  \     |     (__人__)    .|      .\     ` ⌒┃   ,/              / ̄ ̄\              /  ヽ_  .\  それで一度、お前壊れたんだよなあ?自殺まで考えたよな?             ( ○)( ○)  |   独りよがりなのに気づかず、「いじめられてる」と勝手に勘違いして。            (__人__)      |             l` ⌒´    |  暴力が振るわれた訳じゃない。なのに、自分の思いとおりにならないだけで            {         |   「世界が間違ってる」と思いこんで、「自分は被害者」と決めつけて、            {       /     「自分が信じてる正義に従わない周りが悪い」と見下して・・・。        _. -: ´Λ     _.へ` 、       r<: : : : /:|: :、  ̄r'    \ :\_     /: : :l : : : : : :\`IエL>、    >ヘ::Λ     |: : : ト、: : : : : : : : : : : : : `ー/ : : V |     〈: : : :::: _ -¬--―-、: : く:r 、: : : V }     /: : :_ン´: : : : \ ,___, ィ ): : :`く : : : ヘ|   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄          ____        /      \       / ─    ─ \    ・・・     /   (○)  (○)  \     |     (__人__)    .|      .\     ` ⌒┃   ,/       _,,.. - 、      ,.-'      `' 、.    ,r'       ,rfn、 \     ,'  ,rffn.   '"     ヽ    .i  '"     ,riiニヽ.   ',.    {  ,riiニヽ      _.    ',    !   ,..  _,,.. -‐' _,..r'  i    ',   '、., __ ,.. -‐''"゙  }  |   成長してないよ・・・なぁ?     `、  ヽ        !   }      '、  ヽ      ./   !      \  `ヽ==='゙    ,'        ' 、        / .         `''‐   . r' \          /    く    \        \          |     \     \         \           |    |ヽ、二⌒)  \          \          ____        /      \       / ─    ─ \    ・・・     /   (○)  (○)  \     |     (__人__)    .|      .\     ` ⌒┃   ,/     / ̄ ̄\   お前の絶望感、無力感・・・それは俺も分かるだろ、感じるだろ。   /       \   俺はお前なんだから。   |::::::        |   小学校の頃のトラウマも、中学校の頃のトラウマも、全部知ってるだろ。  . |:::::::::::     |    |::::::::::::::    |          ....,:::´, .  .  |::::::::::::::    }          ....:::,,  ..  .  ヽ::::::::::::::    }         ,):::::::ノ .     ヽ::::::::::  ノ        (:::::ソ: .     /:::::::::::: く         ,ふ´..  ――|:::::::::::::::: \ -―,――ノ::ノ――      |:::::::::::::::|ヽ、二⌒)━~~'´      だから、今、俺はこう言うだろ。     /  ̄ ̄\   /      ノ ヽ   |::::::     (● )   お前の、そして俺のトラウマは、治らない・・・治せない。 .  |:::::::::::   (__人)    |::::::::::::::   ⌒ノ .   |::::::::::::::    } .   ヽ::::::::::::::    }     ヽ::::::::::  ノ     /:::::::::::: く     |::::::::::::::  |      |:::::::::::::::| |       / ̄ ̄ ̄\     / ─    ─ \   そ、そんな・・・    /  (○)  (○)  \    | \  (__人__)  / |    \ |   `⌒J´  | /    /              \           / ̄ ̄\         /  \    \        .(●)(○ )  u. |        (__人__)  u   |   手遅れなんだよ・・・。あのトラウマは、根っこを辿るとお前の幼稚園時代まで遡る。        .(`⌒ ´     |         {         |         {      u. /       __\     /リ 厂`'‐- .._     / :  : :介ーz<__」// |: : : : : : :ヽ      | : : : : ::〈 「`乂/  / 丿: : : : : : : |     | : : : : : /: | {::::} / `7: : : : : : : :│      | : : : 〈: :│ {::::l /. :/. : : : : : : : : |            ___        /      \  小児喘息の件かお?それは確かに自覚はあるお。       /ノ  \   u. \     / (●)  (●)    \  自分は幼稚園時代、小児喘息で休みがちだったお。      |   (__人__)    u.   | 自然、友達と遊ぶよりは自分一人の世界を過ごす方が多かったお。      \ u.` ⌒´       /  だから基本的に「みんなと楽しい事する」のが苦手なんだお。     ノ            \   /´               ヽ            _-─―─- 、._          ,-"´          \   体というか体力・筋力が無かったから、子供たちが一番楽しむ         /              ヽ   体を使った遊びについていけなかったお。団体競技では必ず          /       _/::::::\_ヽ   足を引っ張る役目だったお。        |         ::::::::::::::  ヽ         l  u    ( ●)::::::::::( ●)  ぶっちゃけ運動周りで楽しい思い出なんて一つもねーお。        ` 、        (__人_)  /   みんなで何かして楽しむ、達成感を共有するなんて、          `ー,、_         /    少なくとも幼稚園~小学生時代は一つも無かったお。          /  `''ー─‐─''"´\      / ̄ ̄\    /   _ノ  \    |    ( ー)(ー)  そうだ。・・・お前は、いや俺達は、原点となる世界に、自分と家族以外が .   |     (__人__)   いないんだろ。     |     ` ⌒´ノ    .l^l^ln      }  世界をひっかきまわす厄介な「他人」というのに免疫も、抵抗力も無いまま .   ヽ   L     }    中学まで上がってしまった。     ゝ  ノ   ノ    /  /    \    ・・・小学校の時も、クラス替えが少ない上に担任の先生の手腕で比較的   /  /       \    「お行儀の良い」クラスだったしなぁ。 . /  /      |ヽ、二⌒)、  ヽ__ノ                         ____                       /;;;::::::::::::::::  ̄ ヽ    小学校の頃のトラウマは、結局自分の「思い上がり」も原因だったお。                      /::::   ,,ノ:..:ヾ、   \   中学の頃のトラウマは、そうした「厄介な他人」の坩堝にいきなり放り込まれ、                         /;;;;;ー'"´   ,,、  ー‐‐,,   \  適応しきれなかった・・・小学校の頃の、狭量な正義を振りかざして自滅したんだお。   _______ +      /;;;;;( (;;;;;) );;;;;;;;;;;((;;;;;) )    ヽ   |i:¨ ̄ ,、    ̄¨.: i       |;;;;;;;;;;;;;;::::::::::               |  一度壊れかけたけど、「結局、世界ってこんなもんなんだ」となんとか、   |i: /ヘ:\     :i|     _ |;;;;;;;;;;::::::: (___人___,)       |    ギリギリで割り切ることができて、乗り切ったお・・・。   .|i:〈`_、/´_`>.、  :i| ,.r:;'三ヽ:;;;;;;;;;;;;;;;  ヽ、⌒ij~"       /`、    |ii~~'、;'´`,'~,;~~~~:i|;イ:;:";;;;;;;;;;;\;;;;;;;;;;;;;;;         。;: /::::: ヽ  中学一年は、悪夢のような一年だったお。    |i`::;:':::::;::;:'::::::::::;.:i|`。⌒/7, -──~ 、;;;;;;;;;;:::::::;;;;;"⌒;;::/::|:::::〆::\    |i::::::;:':::::::::::::::::::::::i| ::::://,::::..    " ニニヽ;;;;;::::;;;;;;;_ ィ /:::::::|:::::〃::: : ヽ  ─|`ー=====一 | ::::::|_|;;、:::.__y-ニニ'ー-ァ ゚‐─'───┴────── ‐         / ̄ ̄\       /   _ノ  \   そう・・・そして、そういう「厄介な他人」の坩堝に飛び込めるチャンスも、       |    ( ●)(○)   中学が最後だっただろ。      . |     (__人__)   高校・大学と上がれば、試験があるため、ある程度「他人」の特徴も        |     ` ⌒´ノ   均質化される。      .l^l^ln        }      .ヽ   L       }  中学が最後のチャンスだったんだ。だが、俺達は世界に溶け込めず、        ゝ  ノ    ノ    諦めと妥協で、心の底では他人を見下したまま、なぁなぁで過ごすことで      /   /     \    中学3年間を終えた。     /   /        \   . /    /        -一'''''''ー-、.   人__ノ       (⌒_(⌒)⌒)⌒))        / ̄ ̄\       /  \    \     .(●)(○ )  u. |  いや、「もっと努力すべきだった」とは言わないだろ?      (__人__)  u   |   あの時の混乱、パニックの一歩寸前の状況。      .(`⌒ ´     |   ・・・ベストとはいえない、でも他にやりようがあった、とは言えないだろ。      {         |       {      u. /       \     /       ノ     \  それでも・・・こういう問題は、思春期が最後のチャンスなのは確かだろ。      /´        ヽ                    ,, -‐ 、                   /'    ヽ        / ̄ ̄\      ./      i      / ._ノ  ヽ、\    /    ...........i      |  (●)(○) |  /   ..:::::::::::::::|      |  (__人__)  |  /  ..::::::::::::::::::l      .|   ` ⌒´  .} ./  ..::::::::::::::::::::!       |         }/  .::::::::::::::::::::/       ヽ       ./   .:::::::::::::::::::/       .ヽ    . ./  .:::::::::::::::::::/    ,. ‐'"´  `'‐,r''"~   .:::::::::::::::::/ ..:./,. -‐‐- 、 l′     ..:::::::::::::/|      だから、「治せない」と言ったんだ。 :,'      /       !.:::::::/:i..:..l r   、  /           !::::::::::: i..:..i l  .......`:i    i         !:::::::::: ゙、:.i !  ::::::::::/    i       i:::::::::: ヽ:i .! ::::::::/     i      .....i::::::::::: ヽ .ヽ ::::::|  `、   `、  .....::::::::::::l::::::::::::  `, / \:::l.   `、   ヽ::::::::::::::::::::l:::::::::::  /'''ー─----、    `ヽ   `、  .::::\:::::::::::::::|::::::::: /,,   ,. ‐;''    / ̄ ̄\       トラウマは過去の出来事・・・だが、克服するには機会を逸してしまった。  / ノ  \ \/`i    年を取りすぎてしまった。  |  (●)(○)./  リ . |  (__人__)..|  /     今から小学校に戻ってやり直せるか?中学生に戻れるか?   |   ` ⌒´ リ  ヒ         無理だろ。 .  ヽ     //  ,`弋ヽ    ヽ  - ′.Y´  , `ヽ`.l    /〈  `ー〈::....ノ   V   トラウマを克服して、生まれ変わる・・・そんなの所詮、漫画や小説の話だろ。    | ヽ_ー 、 `ヾ_/ //    お前の、そして俺のトラウマは、それこそ幼稚園時代の小児喘息を発端としている。     |    フ-、`ー┴‐-〃          `ー‐一′   レールを乗り換えよう、カーブを曲がり直そうとしたって・・・       / ̄ ̄\ ( ;;;;(     / ._ノ  ヽ、\) ;;;;)     |  (●)(○)/;;/     |  (__人__)l;;,´|     | ./´ニト━・' .l     | .l _ニソ    }     乗り換えたいレール、曲がり直したいカーブは、ずっと・・・      /ヽ、_ノ    /     __/  /    ノ__   / /  /       `ヽ.   /´  ./       ,.  ヽ.   ト、_,/.       |、  ヽ    |         |/  /      / ̄ ̄\    /   _ノ  \  ( ;;;;(    |    ( ─)(─  ) ;;;;)    |      (__人__) /;;/ .   |        ノ l;;,´     |     ∩ ノ)━・'    ずっと昔に、通り過ぎてしまったんだろ・・・。   /    / _ノ´   (.  \ / ./   │   \  “ /___|  | .    \/ ___ /          /  ̄ ̄ ̄ \:       ::/   j :::::\:::/\;゚:  じゃ、じゃぁどうしろというんだお!?       ;: |     。<一>:::::<ー>| :  会社は、いいや、あの5年間での出向先の現場、それこそ        \...::::::。゚~(__人__)~゚j    「厄介な他人の坩堝」だったお!        r "    ;゜.` ⌒´,;/゜        i::: |::::      |::|:  そして自分は、再び、絶望感と無力感、そしてお前の言ったとおり       :|::: |::::.      :|::|:   「自分はこんなに勉強している、なのに周りは・・・」       :_|::: |::::.      :|.´:   モードに入ってしまったお!       :{:::  )::.     :',.:       ゛‐-.`       i:          / ̄ ̄\        /   ⌒   \       ( へ)( へ)  |   そうだ。そして、お前のアジャイル/XP/TDDに対するスタンス。       .(__人__)      |    「自分からは動かない。でも、もし『信じたい』人がいるのであれば、        l` ⌒´    .|    最初の味方になりたい。」        {          .|        {       _ |    ・・・これで充分だと俺も思うだろ。       (ヽ、ヽ   /  )|        | ``ー―‐'| ..ヽ|        ゝ ノ    ヽ  ノ   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄       ___     /     \    /  _ノ '' 'ー \  /  (●)  (●)  \    ・・・どういうことだお?  |      (__人__)    |  \      ` ⌒´   /          / ̄ ̄\        /   ⌒   \       ( ●)( ○)  |   最初に言ったよな?大事だから二回言った。       .(__人__)      |        l` ⌒´    .|  「お前にリーダー役は務まらない。」        {          .|        {       _ |   そういうことだ。これはもう、努力してどうにかなる事じゃないんだ。       (ヽ、ヽ   /  )|        | ``ー―‐'| ..ヽ|        ゝ ノ    ヽ  ノ   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄              / ̄ ̄\             / ノ     ヽ             |  (●)(●) |   ・・・もう、止めるんだ。             |  (__人__) |   今止めないと、この先何度も同じ事を繰り返して、             |   ` ⌒´   |    その度にお前自身を一人芝居で傷つけていく。             ヽ        }           __,, -ヽ     ノ -、          /⌒ヽ  | \><ヘl ヽ \ .          {:::   l  \ ヽ };;{ |   | i  }         {:::::.. 〈;;,,  ヽ V;;;}ノ  l彡 ヽ    _,,.-‐''" |::::::::  ヽ--、 \ >--'⌒ヽ::.  }    || |_,,.ィ'|::::.....   }_,,.-‐''"~ヽ_,,.-し'::  )_,    || | || !::   /      .::ノ::::::::::.  ノ    || | || _ヽ,, .;:::   _,,.-‐''"ー''--'' ̄    _,,. -‐''"  `ー---''"                 ―― 、              / 〉 ´      \             / /'  __ ノ   ゝ.__ ヽ  あるマラソン選手が、病気で肺を片方切り取ってしまった。          / //〉  ( ー) (ー )  l   それでも、「努力すればできる」と信じて走り続ける・・・。           l  ´ イl   (___人___)  l    それはそれで良い。だが、もう肺が両方ある他の選手と同じ土俵では競えない。 .        l    iYl    ` ⌒ ´   l .       /   ハ !.!          !   努力で克服できる問題じゃないんだ。 .        /  /  ' ヽ           /        l   // 、ゝ       / ヽ_       ´` ー‐ '`./  `ー、  ,-´  /   \  物理的な問題で、性格形成の過程で、年齢の問題で・・・ .     i      ii   / `:.i   i´ヽ.  /     `  、  人は、いつか、努力しても超えられない「壁」に突き当たる。 .     , 'l     l.!  /   l   ! ハ /        \     / ,:|     | ヽ/   !_'   V       ,  ,    ヽ .  / / l     |     /:.:.:.:ヽ       / /  /  i .  !/  !      l\.   i:.:.:.:.:.:.i      / /  /   l   /        !  ヽ.  !:.:.:.:.:. !      ´   !  /     !                  / ̄ ̄\                / _ノ    .\      _,,                | ( ●) (●) |.     l;l               . |   (__人__)  |  _,_,|,|_,    そういう時、どうすれば良いと思う?                 |   ` ⌒´  |, ト-=y  丶               .  |         }  ヽ `i, ̄‐^l               .  ヽ        }   ヾ~ `  i,                  ヽ     ノ _   ヽ、   ;i,    お前は、いや、俺達は答えを既にしってるだろ・・・。                 ,,_,i     y,ソト,,__  ヽ、   ;i,                ,/r-'"j  / / ii, `ヽ、-x,,゜r  ;i             ,,/'/__.L、    /ヾ、"i   `ヽ `;i  i,           ,/  /_iーヘ,ヽ、 , /i" ヽ、 i     `、'i   iヽ、          _,) ヽ "   ネメ、_ii"~        _Yri   l, ヽ、         _,,,>t 、ヾ、    ゞ;;/         /  ,¬    V⌒l        ,y`;,,__   ,i     /ii'         / r-/|    l l     _/^,,,  ヘ  l    /iil        /  l"v' y     }  l  v=4⌒ヽ、 j  --,,,if   /iii|       ,,  〈-ヘ_,、 <、    /  i|            ____          /      \         / ─    ─ \   ・・・       /   (●)  (●)  \       |      (__人__)     |       \     ` ⌒´   ,/       /     ー‐    \ ..      ____      / ―  -\ .  . /  (●)  (●)   それは仏教でいう「空」の教え、人には・・世界の全てには、   /     (__人__) \  それぞれ与えられた「役割」がある。そしてそれは変化することもある。   |       ` ⌒´   | .  \           / .   ノ         \  「壁」や「挫折」は、「役割」が変わりつつあることを教えてくれるんだお。  /´            ヽ    / ̄ ̄\  /   _ノ  \  そうだ。なぁ・・・お前、いや俺達が、  |   ( ●)(●) . |    (__人__)   ずっと一つだけ、信じてることがあったよな?   |     ` ⌒´ノ .  |         } .  ヽ        }    ヽ     ノ    .>    <    |     |     |     |      ____    /      \   それは本を選ぶ時の自分の直感だお。   /  ─    ─\   コミックだろうと文章だろうと、「今の自分が本当に必要としている」本を選ぶ直感力 /    (●)  (●) \  だけは自信があるお。 |       (__人__)    | ./     ∩ノ ⊃  / (  \ / _ノ |  | .\ “  /__|  |   \ /___ /          / ̄ ̄\         /   _ノ  \         |    (⌒ )(⌒)   そうだ。去年・・・         |     (__人__)    絶望と無力感で転職や退職を経験した2009年、           |     ` ⌒´ノ      俺達は仏教に救いを求めた。         |         }         ヽ     ヘミ|       ・・・な?         /,` 、` -`,--` ,   __,---/;;;;;`  `-,-/ニニ |  /;;;;;::::、:::::::::|、_ ,>、 /::l,_l・ ,<、__ ノ;;;;;;;;;;;;:::|::::::::::<:::::::ヽ``l::::|  |`l,::::ヽ      救ってくれただろ? |;;;;;;;;;;;;;;:::::|:::::::::::::ヽ:::::::\|:::|`-‐'/::ヽ::::| ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|;:::::::::::::::::::-、:::`;:ヽ;-';;;;;:::ヽ::l ;;;;;;;;;;;;;;;;;;/;;;;;;:::::::::::::::::::::`、;`l;;;;;8;;;;;::::`ヽ ;;;;;;;;;;;;/、;;;;;;;;;;;;::::::::::::::::::::::;`l;;;|;;;;;;;;;;;::::: `l|、 ;;;;;/'  `,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::|;;;::l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::l ;;;く   ';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::::::::::;;;;;;;l;;;;;;;;;;;;;;;;;;/        ____      /      \    /  _ノ  ヽ、_  \    !! う・・・   / o゚((●)) ((●))゚o \   |     (__人__)'    |   \     `⌒´     /                                             _, -‐                                        _, -‐  ̄ ‐=ニ=-               / ̄ ̄ ̄\           _, -‐  ̄‐=ニ二ニ=- _, -‐  ̄              /         ヽ        ,~'_, -‐  ̄`ー-----― '             /         丶    _,~'_ッ'-             |     _ノ  ( ●)  .厂      きっと俺達は、「世界や他人を導くリーダ」             i     ( ●)  !  .⊃        の役割は負っていなかったんだ。              |       (__人_) /〉    なのに「厄介な他人の坩堝」に対処しようと、            /∧     ,.<))/´二//⊃     勘違いしてその役割をなそうとした。          / : | ヽ  / /  '‐、二ニ⊃`      , -‐'´: : : : :l   丶l    ´ヽ〉: : : : \    だからこんなに苦しいんだ。     /: : : : : : : : :|  /_/    __人〉|: : : : :|    「ヾ: : : : : : : : : :l_/:_/ヽ.   /´     | : : : : :|  俺達が本当に望んでいるのは、いや、「役割」として負っているのは   〈\ : : : : : : : :,、: :/´∨/`ー'〉 |_| |: : : : :|   もっと違うはずだろ。それは焦って書籍を読み込んで、頭に詰め込んで    !: : :ミヽ: : :/ `y′.: ',ゝ、_/     l: : : : : :|    自分のスタンスに白黒つけるような代物じゃないだろ。    ! ⌒ヽ: : : :.ヾ/: ://: : : :|      l: : : : : :|     / ̄ ̄\   /   _ノ  \    それこそ俺達の本に対する直感力みたいに、ずっと昔から・・・   |    ( 一)(●)    息をするように自然に感じ、自然にこなしてきた・・・そういう「役割」が   |     (__人__)     あるはずだろ。中学の頃のトラウマ、そして今回の挫折は・・・    |     `⌒´ノ    |   ,.<))/´二⊃     きっとそれに、気づく為にあるんだろ。    ヽ / /  '‐、ニ⊃    ヽ、l    ´ヽ〉 ''"::l:::::::/    __人〉 :::::::::|_/ヽ.   /|||||゙!:゙、-、_    そう考えると、今回の挫折もおいそれと馬鹿には出来ないだろ。 :::::::/´∨/`ー'〉゙||i l\>::::゙'ー、 :::y′.: ',ゝ、_/ヽ.||||i|::::ヽ::::::|:::! /: ://: : : :|:::ヽ|||||:::::/::::::::i::|          ___        / ⌒  ⌒\       / (⌒)  (⌒)\   そ・・・そうだお!   「世間虚仮、唯仏是真」だお!     /   ///(__人__)///\      |   u.   `Y⌒y'´    |  自分達の考え方は「逃げ」や「甘え」かもしれない、でも本当の       \       ゙ー ′  ,/   意味なんて、他人はおろか自分達にすらわからないお!       /⌒ヽ   ー‐    ィヽ       / rー'ゝ       〆ヽ  それこそ神仏にしかわからない・・・自分達に出来ることは、信じることだけだお!     /,ノヾ ,>      ヾ_ノ,|     | ヽ〆        |´ |                 , '⌒ヽ、     / ̄ ̄\    ああ・・・そして俺達は、5年間の絶望や無力感を「信じる」ことで、             /    ,. -ヽ  ./ ノ  \ \    アジャイル/XP/TDDに対してとにもかくにも「スタンス」を確立出来た。      __     | 、    ノ__ .|  (●)(●) |     雑誌やWeb、ブログの踊り文句に踊らされたわけではなく・・・  /´    `ヽ._/   `ー/´  ヽ.|_  (__人__) .|   そりゃあ本当に考え尽くしたか?と言われりゃ疑問だが・・・ /            \  /       / `ヽ ` ⌒´ |    とにかく、自分なりの立場にたどり着けた。 {        ,.     y′     /   /ヽ    ノ   少なくとも自分にとって、一番自然に思えるスタンスに。 丶. _ .. -‐ ヘ    /       /    /   }  /           ヽ            /    /   l  ヽ            ` ー、               .ノ .. |   そこには「世界を自分で変えてやる」なんていう思い上がりは無いだろう。             ヽ.__         /  ... |    それは自分達にとっての「壁」、どんなに頑張っても乗り越えられない「役割」。                丶--―‐--'´         だからもし、そういう役割の人が他に現れたら、自分なりのやり方で「助ける」。                    ,, -‐ 、                   /'    ヽ        / ̄ ̄\      ./      i      / ._ノ  ヽ、\    /    ...........i      |  (●)(●) |  /   ..:::::::::::::::|    それが正しいのか、間違っているのか、それこそ・・・      |  (__人__)  |  /  ..::::::::::::::::::l      .|   ` ⌒´  .} ./  ..::::::::::::::::::::!       |         }/  .::::::::::::::::::::/      「神のみぞ知る」ってやつだろ!!       ヽ       ./   .:::::::::::::::::::/       .ヽ    . ./  .:::::::::::::::::::/    ,. ‐'"´  `'‐,r''"~   .:::::::::::::::::/ ..:./,. -‐‐- 、 l′     ..:::::::::::::/| :,'      /       !.:::::::/:i..:..l r   、  /           !::::::::::: i..:..i l  .......`:i    i         !:::::::::: ゙、:.i !  ::::::::::/    i       i:::::::::: ヽ:i .! ::::::::/     i      .....i::::::::::: ヽ .ヽ ::::::|  `、   `、  .....::::::::::::l::::::::::::  `, / \:::l.   `、   ヽ::::::::::::::::::::l:::::::::::  /'''ー─----、    `ヽ   `、  .::::\:::::::::::::::|::::::::: /,,   ,. ‐;''                ____             ,. -'"´      `¨ー 、            /            ヽ ヽ、      自分は、他人に対する想像力がひどく欠落してるんだお。         ,,.-'"          ,,.-'"`     ヽ、    そしてそれは、努力でどうこう出来るような段階ではない・・・。       /        、__,,.-='、':'"        ヽ、    だから、そうでない「役割」を模索していくんだお・・・。       i へ___,    " ゙.゙、;;;;::',ノ            ヽ       ./ i ゙:;;;;;,:〉     `''''''"             ヽ      / . ゙ー-''"       ヽ               i      /    i   人     ノ               l     ,'     ' ,_,,ノ  `─-‐' ヽ               /     i      `、  _y──‐ l                /     ',       i_/  / _ '              /      ヽ、       ̄ ̄               /       ヽ、_                     /        ・・・手伝って、くれるかお?          `¨i                     ヽ           /                      ヽ          /                     ヽ          / ̄ ̄\        /   ⌒   \       ( へ)( へ)  |       .(__人__)      |  当たり前だろ、俺はお前なんだから。        l` ⌒´    .|        {          .|        {       _ |       (ヽ、ヽ   /  )|        | ``ー―‐'| ..ヽ|        ゝ ノ    ヽ  ノ   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄                                    , -───-= 、                    ___             /         \    じゃぁ・・・探検を続けてみるお!DOSの世界を、IBM-PCの歴史の激流を、               ノ.し ̄ ̄ ̄ ̄ ' ‐ 、      /            \   x86アーキテクチャの歴史を、そしてバイナリの世界を・・・!             /"⌒          \   /               ヽ    それが、今の自分には・・・息をするように、自然に感じられるんだお!!            /   ;          、  \ /                ヽ          /  ,,、 ∪           )(_   ヽ                  丶   当然だろ・・・!!         /    `\、ノ       ⌒ `    ヽ   、               l    いつか「バイナリの魔術師」と呼ばれたいだろ・・・常識的に考えて!!         l     ( ● )"  (、_ニ-‐ ̄"´  ,    i _ノ'′  `、           |        |    "⌒゙      ( ● )  _ノ(    | ● )    "ー--      /         \    (__人   )"⌒゙`  ⌒ヽ   l         (● )       /            ,>、   ヽ  `"ソ′  ;       /     j   /////     /         /   \   )r‐r‐/    ∪  /´⌒`゙ヽ-‐'"ヽ.    )     /       /      ヽ `ー-'′     '       i` ー-`ー-一'′     /、      /          `゙ー-- 〝             l               /ノ.:.\    /    、   ``ー- 、, -一 "   、       |!           ,//.:.:.:.:.:.:.\   /      ,⌒)                 /"      |! -= -      /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\  /      /r⌒)     j、       /           l!`ヽ      / /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::ヽ /      /   { ⌒)     ノ、       /        |l!---‐一´.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::| ||<