大学最後の年に購入し、ずっと本棚の肥やしになっていたが、ここ1週間ほどで全て読了した。 - &amazon(){ WindowsOS内部のアーキテクチャのすべて } #amazon||> ||< DOS時代の呼び出し規約が気になって Bochs + FreeDOS でDOS環境を構築したのだが、メモリ関係だけで conventional memory/UMA/HMA/UMB/EMS/XMS と何種類も存在し、DOS上でプロテクトモードを活用する為のDOS ExtenderだのVCPIだのDPMIだのの森の中を迷う寸前、「駄目だ、そもそもMS-DOSが開発されたきっかけ、IBM-PCの前後から歴史を紐解かないと」と、本棚にず~~~っと挟まっていたこの本を取り出した。 amazonの書評にもあるとおり、ぶっちゃけ同じ説明・同じ図がウザイ程何度も繰り返されるのがネックではあるが、CP/Mから歴史を順繰りに追っていく構成自体は分かりやすかった。まぁ、同じ説明・同じ図については殆ど読み飛ばしでも問題ない。歴史を俯瞰するには貴重な資料だと思う。 とはいえ、x86の初心者が読みこなせるような本ではない。というのも、やっぱり同じ説明と図の繰り返しが多すぎて読んでいて疲れてきてしまうからだ。 &amazon(){ はじめて読む486―32ビットコンピュータをやさしく語る } か、 &amazon() { 作りながら学ぶOSカーネル―保護モードプログラミングの基本と実践 } を一通り読み込んでプロテクトモード・ページング・TSSを把握した上で、その辺の記述を読み飛ばせるようになってしまえば、この分量にも立ち向かえるだろう。というか、ずっと本棚の肥やしになってたのはそのせいかもしれない・・・。 ・・・購入してから、6年が過ぎていたんだな・・・。 長い回り道だったけど・・・戻ってきたよ。