#navi_header|技術| 組み込みLinuxで人気があるBusyBoxの極々簡単なメモ。 - 本家 -- http://www.busybox.net/ 基本的には、本家サイトのFAQやREADME、あとソースコードに付属のINSTALLファイルを読めば特に問題ない。 "/proc"ファイルシステムの有無で若干環境変数(CONFIG_BUSYBOX_EXEC_PATH)の調整が入るみたい。 設定については"make menuconfig"でLinuxカーネル設定と同様な、ncursesを使ったテキストUIで調整出来る。 静的リンクにしたい場合は、 "Busybox Settings" -> "Build Options" -> "Build BusyBox as a static binary (no shared libs)" にチェックをつける。なお、上記のメニュー階層やメニューラベルはバージョン1.14.4のものなので、将来やこれ以前のバージョンの場合は異なる可能性があるので注意。 なお、うっかり make install としちゃっても、デフォルトで"./_install"ディレクトリに構築されるので安心。 少なくとも、BusyBox 1.14以降であれば、以下のようにしてコンパイルツリーを別ディレクトリにできる。Linuxカーネル2.6系と一緒で"O"(アルファベット大文字の"オー")パラメータで出力ディレクトリを指定すればOK. $ cd busybox-1.14.4/ $ make O=../busybox_build menuconfig ... $ cd ../busybox_build $ make さらにインストール先を指定したい場合は CONFIG_PREFIX を指定すればOK. $ make CONFIG_PREFIX=/mnt/loopback01 install ---- 書籍リソース: - "インターフェース増刊 Embedded UNIX Vol.1", CQ出版社, 「Linuxシステム縮小化計画 第1回」(西田亙) -- 2002年12月発行の古い雑誌で、もはや新品では入手不可能。2009年11月現在、実に7年前で記事で取り上げているバージョンも0.60.xだったりと隔世の感がありますが、坂本がBusyBoxを知ったのも西田亙氏の記事経由でしたので、ここに載せておきます。 - "Embedded Linux Primer", Christopher Hallinan, Prentice Hall, 2006, "Chapter 11 BusyBox" -- amazon.com上でも非常に評価が高い組み込みLinuxの入門書。2010年にはSecond Editionが用意されるようだ。 #navi_footer|技術|