最近の週刊少年ジャンプで唯一、応援していたのだが4月に終わってたのか・・・。 アフターヌーンで育った自分は基本的に週刊少年ジャンプの漫画は肌に合わないのだが、JOJOとネウロは別口だった。どちらもパワー戦じゃなくて頭脳戦だから。 まぁ母親が幼稚園の先生だったこともあり、「ドラゴンボール」ですら「暴力的だから読んじゃいけません」という環境だった。 小学生くらいだと手塚治虫か「ドラえもん」しか読んでなかったが、中学生当たりからアフターヌーン色が・・・というか、姉が既にWINGSとかアフターヌーン系の漫画を読んでいたので自分も嵌っていった感じ。 幽々白書は読んでるけど(というか姉が幽白同人やってたから)。 そんな経歴もあり、パワー戦でひたすら主人公と敵が強くなってくだけの漫画には馴染めなくなり、ジャンプ系であれば頭脳戦というか「人間ってすげぇなぁ」と思わせてくれるJOJOとネウロが大好きだった、という話。 ネウロについては頭脳戦か?と問われれば厳密にはまぁ違うと思うけど(ヒロイン推理してないし、ネウロは人間じゃなくて魔人で、便利道具使いまくった上に推理すっ飛ばしてるし)。 でも全編を通じてヒロインが徐々に人間的に成長していき、最初は人間を奴隷orエネルギー源にしか見ていなかったネウロも、その様子を見て考えを変えていく所とか、かなりJOJOの人間賛歌に通じる部分があると思う。 ネウロは物語序盤は無敵状態だったのだが、人間界に長くいる事で徐々に魔人としてのパワーが落ちていき、後半では物理的な戦闘で結構苦戦している。代わりに周囲の人間達が頑張るようになっていくのも読んでいて面白かった。 作者の次回作に期待する。