#navi_header|Emacs| 例えば "~/sample.el" というLispソースをロードし、Emacs起動時に評価・実行するには、以下の一文を.emacs.elに設定します。(またはLispモードで評価させます) (load "sample") 実際には、その前にLispソースを探索するディレクトリを設定する必要があります。 load-path 変数にこんな感じで、対象ディレクトリを追加します。 (setq load-path (append (list nil (expand-file-name "~/") (expand-file-name "~/site-lisp")) load-path)) load-pathリストに、ホームディレクトリとその中のsite-lispディレクトリを追加しています。 さらに、nilを追加するとカレントディレクトリも探索対象になります。 expand-file-nameはホームディレクトリを表す "~" をフルパスに展開します。これにより、間違いなくホームディレクトリを指示できます。 load関数をもう少し詳しく解説します。 (load filename (optional) missing-ok nomessage nosuffix must-suffix) : filename : ロードするLispソースファイル。nosuffix がnilであれば、.el or .elcを勝手にくっつけて、load-path内を探索する。nosuffixがnil以外であれば、.el or .elc までfilenameで指定されているものとする。 : missing-ok : nilだと、Emacsはエラーを通知する。nil以外だと、エラーは通知されず、load関数はnilを返す。 : nomessage : nilだと、ロード中にエコー領域に「Loading hoge...」などと表示。nil以外だと何も表示しない。 : nosuffix : nilだと、filename.elcをまず探し、次にfilename.elを探す。nil以外だと、filenameにすでに.el or .elcが含まれているものとして探索する。 : must-suffix : nil或いは省略されていれば、適当に.elや.elcを付加して探索。nil以外ならfilenameにすでに.el or .elcが含まれているとして探索。 (load "sample") を詳しく説明すれば、 + エラーがあれば通知 + "sample.elc", "sample.el" の順にload-path内を探索 + ロード中にエコー領域にメッセージ表示 という設定でsample.elc or .el をロード、評価しなさい、という意味になります。 #navi_footer|Emacs|