mod_dav はWebDAVプロトコルへのインターフェイス。これにより、HTTPが拡張されWebDAVプロトコルが使えるようになる。 実際にデータストアを操作するには別にモジュール("プロバイダ")が必要。Apacheにはファイルシステムプロバイダの mod_dav_fs モジュールが添付されている。 httpd.confで DAV On とすると、mod_dav_fs モジュールがプロバイダとして使われる。 この応用で、Subversionでは mod_dav_svn というモジュールをプロバイダとして提供しており、これをLoadしておき、 DAV svn とすると、mod_dav_svn モジュールがプロバイダとして使われるようになる。 このように "DAV" ディレクティブはOn/Offの他にプロバイダ名を指定できる。プロバイダ名とモジュール名は違う。"On" は実際にはfilesystemというプロバイダのエイリアスだが、これはmod_dav_fsモジュールが提供している。 mod_dav (Apache2.0ドキュメント) : http://httpd.apache.org/docs/2.0/ja/mod/mod_dav.html 以下、やや古いがWebDAV関連の@ITの記事 - 次世代プロトコルWebDAVの可能性 - 技術仕様徹底解説[前編] -- http://www.atmarkit.co.jp/flinux/special/webdav/webdav01a.html - WebDAVクライアント/サーバ環境の構築 - 次世代プロトコルWebDAVの可能性[中編] -- http://www.atmarkit.co.jp/flinux/special/webdav/webdav02a.html - 日本語ファイル名の利用とバージョン管理 - 次世代プロトコルWebDAVの可能性[後編] -- http://www.atmarkit.co.jp/flinux/special/webdav/webdav03a.html - Apache 2.0でWebDAV - 変更点と日本語リソース問題の解決 -- http://www.atmarkit.co.jp/flinux/special/webdav03/webdav01a.html