#navi_header|技術| 勉強のためCentOS7をVirtualBox 4.3.24にインストールしてみた作業記録です。(2015-03時点) - CentOS 7.0 (x86_64) - VirtualBox 4.3.24 (x86_64) on Windows7SP1 - インストールタイプ : Server with gui - キーボード : Japanese を追加(jp) - 言語環境 : English に設定 - インストール中にrootパスワードと一般ユーザを追加。 -- 一般ユーザ追加のところで、administratorかチェックできる。試しにチェックしてみた。 #more|| * インストール後 - Server with gui だったので、Xが起動。グラフィカルログインのデフォルトはGNOME Classicセッションだった。 -- → 下部のバーとかの表示領域がもったいないので、GNOMEの普通のセッションに切り替え。Windowsキー必須になったが、MacとかWin8のオペレーションに慣れてればそんなに違和感ない。 - しばらくいじってると、パッケージアップデートが通知されるのでアップデート。 -- アップデートするが、インストール時にadministratorとして登録したユーザで実行したためか、rootのパスワードでなく、ログイン中の一般ユーザのパスワードが効かれてきた。sudoっぽくていい。 * VirtualBox Guest Additionのインストール 参考: - CentOS 7 VirtualBox Guest Additions Installation - ITek Blog -- http://itekblog.com/centos-7-virtualbox-guest-additions-installation-centos-minimal/ 基本的な流れ("sudo su -" したrootコンソールにて作業): + "yum update", "yum update kernel" + "yum groupinstall "Development tools"", "yum install kernel-devel" + VirtualBoxのDeviceメニューからGuest Additionをインストール。 ++ → VBoxLinuxAdditions.runのスクリプトを自動認識したらしく、自動起動して良いか訊かれてくるが、念のためcancelで自動起動はせずにおく。 + "/dev/cdrom" を適当にマウントして、VBoxLinuxAdditions.run を実行、成功したら再起動。 * "tsc: Fast TSC calibration failed" の解決 VirtualBoxでCentOS7をインストールすると、起動時にコンソールに "tsc: Fast TSC calibration failed" という表示がでる。 結論から言うと、このメッセージが出ても最終的に "/var/log/message" でTSCの調整が出来ているっぽい(超曖昧・・・)のなら、対応する必要はない。 というのも、以下の参考資料での"clocksource=tsc"の指定方法には問題があり、本来の"GRUB_CMDLINE_LINUX"のオプションを全部潰してしまい、"clocksource=tsc" だけで起動してしまう。 参考: - ぷにおちゃん ~ CentOS 7起動時のTSC calibration failedを消す方法 -- http://www.punio.org/blog/201407302021VPAW.html - linux - How to solve Fast TSC calibration failed issue that occurs on boot in VirtualBox? - Stack Overflow -- http://stackoverflow.com/questions/18055593/how-to-solve-fast-tsc-calibration-failed-issue-that-occurs-on-boot-in-virtualbox 上記資料での最終的に「これでうまくいったよ!」の例は、 "/etc/default/grub" をバックアップ取ってrootにて編集。以下のように編集している。 #pre||> (...) GRUB_TERMINAL_OUTPUT="console" GRUB_CMDLINE_LINUX="rd.lvm.lv=centos/swap vconsole.font=latarcyrheb-sun16 vconsole.keymap=jp106 rd.lvm.lv=centos/root crashkernel=auto rhgb quiet" GRUB_DISABLE_RECOVERY="true" → (...) GRUB_TERMINAL_OUTPUT="console" GRUB_CMDLINE_LINUX="rd.lvm.lv=centos/swap vconsole.font=latarcyrheb-sun16 vconsole.keymap=jp106 rd.lvm.lv=centos/root crashkernel=auto rhgb quiet clocksource=tsc" GRUB_DISABLE_RECOVERY="true" GRUB_CMDLINE_LINUX="clocksource=tsc" ||< ''"GRUB_CMDLINE_LINUX"を2回書いている。このため、本来のパラメータが最後の "clocksource=tsc" だけで上書きされてしまう。'' 実際にこれでrebootした後、 "cat /proc/cmdline" を実行すると、元のパラメータは消えて "clocksource=tsc" だけが残った状態になってしまう。 さらに、これで "grub2-mkconfig -o /boot/grub2/grub.cfg" すると、 "/boot/grub2/grub.cfg" を生成したときにkernelの並び順が変わる場合がある。 これはkernelアップデートの際に古いカーネルが残っている場合などに発生する。 自分はこれに遭遇し、再起動して放置すると、古いカーネルが先頭に来ていて、それがそのままデフォルトとして起動してしまった。 このため、 "grub-set-default" でデフォルトを再設定する必要があった。 元々、なんでわざわざ "GRUB_CMDLINE_LINUX="clocksource=tsc"" 単体で上書きすることになったかというと、元のGRUB_CMDLINE_LINUXに単にclocksource=tscを追加しても、相変わらず"tsc: Fast TSC calibration failed"が表示されてしまう。そこで、どうやら単体で上書きすれば、消えるようになったらしい。 しかしそもそもclocksource=tscを単体で書かないと効果が出ない事自体がおかしく、もしそうなら、元のGRUB_CMDLINE_LINUXで設定されている複数のカーネルパラメータの内どれかが、clocksource=tscを設定しても問題のメッセージが消えない原因として干渉しているのではないか、と推測される。 どちらにしても、"tsc: Fast TSC calibration failed"自体は表示されても無害で、最終的にTSCが正常に動けば良いため、元のGRUB_CMDLINE_LINUXのままで全く問題は無く、むしろ元のパラメータを潰すことによる予期しないトラブルを回避することを優先し、clocksource=tscの対応は行わないことにした。 参考2: - Solving error: [ 0.000000] Fast TSC calibration failed when booting in fedora 16 | Pipit -- https://penguintengil.wordpress.com/2012/11/03/solving-error-0-000000-fast-tsc-calibration-failed-when-booting-in-fedora-16/ - linux - How to solve Fast TSC calibration failed issue that occurs on boot in VirtualBox? - Stack Overflow -- http://stackoverflow.com/questions/18055593/how-to-solve-fast-tsc-calibration-failed-issue-that-occurs-on-boot-in-virtualbox - Get rid of Fast TSC calibration failed – Garten Eden -- https://eduard-dopler.de/en/154/get-rid-of-fast-tsc-calibration-failed/ - Fast TSC Calibration Failed Message on Boot - How-To Fix It. -- https://forum.manjaro.org/index.php?topic=3658.0 * grub2でのデフォルトの起動カーネルの指定 参考: - GRUB を設定する ~ GRUB 2 編 - いますぐ実践! Linuxシステム管理 / Vol.202 -- http://www.usupi.org/sysad/202.html - Linuxねた帳: CentOS7(RHEL7) デフォルトで起動するkernelを変更するには -- http://knowledge4linux.blogspot.jp/2014/11/centos7rhel7kernel.html - Grub2でデフォルト起動のOSを変更する | komagawa292's blog -- http://komagawa292.net/20131103/grub2-default-os/ - GRUB2でデフォルト起動するカーネルバージョンを変更する - 宝石箱 -- http://jewelbox.hatenablog.jp/entry/20121028/1351411377 - ○○○○に怖いものなんてない!!: Grub2でデフォルトで起動するものを変更する -- http://kowaimononantenai.blogspot.jp/2013/06/grub2.html #navi_footer|技術|