なんか最近のやたらと「成功」とか「結果」とか「成果」を強調するビジネス書とは趣が異なってたのと、業務上「チーム」周りのアレコレも入り始めたので参考に買ってみたところ、大変参考になりました。 #amazon||> ||< チームとして「学習」をひときわ強調してるのが本書の特徴です。 環境の変化が激しい現在、初期条件で決まったルールや行動パターンをなぞるだけでは限界があるので、組織として学習し、それを活かす方向を模索する必要があるようです。 本書では組織的に学習を行い、実行に活かすための思想と、具体化する方法がまとめられています。 またもう一つ面白な、と思ったのが、どういう業務を行っているのかを「プロセス知識スペクトル」という表現で大きく3つに分類し、それぞれでどう具体化していけばよいのかをパターン分けして解説している点です。 | プロセス知識スペクトル | ルーチンの業務 | 複雑な業務 | イノベーションの業務 | | 知識の成熟度 | 高 | 中 | 低 | | 不確実性 | 低 | 中 | 高 | | 代表例 | 組み立て工場やレストラン | 大病院やCS, SCM | 研究開発 | 単一の学習方法、実行方法でこれらすべてをカバーできるわけではなく、それぞれに応じた相応しいアプローチがある、という点で、実践的です。 特定業種によらず、汎用的な内容でまとめられてますので、広くおすすめできる一冊でした。 ---- ※この書籍の内容をANAが具体化すると、こちらの本に書かれているような内容になるのだと思いました: #amazon||> ||<