[[1331]]と一緒に購入して比べ読みしようと思いましたが、ターゲットが違ってるので比べ読みできるような内容ではなかったです。
こちらは、ANAとしてチームで働くときに、どんな気遣い・しくみが必要で、実践しているのか、の紹介です。そのため、とにかくANAとしてはここまでやってます、という内容です。
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ANAビジネスソリューション著となっており、HPを見てみますと人材派遣や教育・研修コースの開催などを外向けに提供していました。
- http://www.abc.jp/
- http://www.anajinzai.com/
- http://www.anakenshu.com/
面白いのが、 http://www.anakenshu.com/ の公開講座で医療現場の接遇研修を実施してる点です。航空会社がそこまでやってるんだな~と驚きました。
内容としては「なるほど、確かにそのとおりだなー」となる内容で、さすがANAといいますか、そこまでやってるのか、という内容です。
好感が持てたのが、「成果」「結果」「アウトプット」「成功」などというキーワードを全く(多分)使ってないところで、代わりに「お客様」というフレーズを中心に据えてる点です。
「お客様へのサービス」というのを目印としたほうが受け入れやすいんでしょうか。
あるいは、CA業務や整備業務は「成果」や「アウトプット」「成功」という単語でその結果を図れるものではなく、日々の継続の中で安全と信頼を積み重ねていくためでしょうか。
でも、こういう細かいテクニックやノウハウ、さらにそれを束ねた「お客様の安全と信頼」という芯は、個人的にはすんなり馴染みやすいアプローチに感じました。
注意点としては、これは人命が重要視される航空業界の業務で培われた、つまりある程度コストが高くなっても人命優先に振ってる業界の話である点、さらに万人の単位の従業員と各地に分散した勤務地という、非常に規模が大きく組織化された環境で培われたノウハウであるという点でしょうか。
そのため、そのまま適用しようとしても運用コスト面や業務形態の差でいろいろ衝突が発生しそうです。
これを参考に、自社の風土・文化的にはどうしていくのか、そこは自分たちで調理していくことになりそうです。
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