ファイル検索コマンドであるfindは重宝するが、中々使うコツが掴みづらい。自分もコマンドを極めているわけではないが、日常よく使用する例に絞って取り上げる。 ちなみに、以下に紹介するfindの各オプションは、同時に組み合わせることも可能である。 - ファイル名が完全に分かっている場合は "-name" オプション /opt/php ディレクトリ以下で、ファイル名が完全に分かっている場合の例: $ find /opt/php -name cls_dbmgr.php - ファイル名が.tar.gzで終わっているものを検索したい場合は "-regex" オプション /opt/ 以下で、拡張子が.tar.gzのファイルを検索したい場合の例: $ find /opt -regex ".*\.tar\.gz$" ^^^^^^^^^^^^^^ 正規表現を使用できる。 - ディレクトリの一覧を取得したい。 "-type"オプション /opt/php 以下のディレクトリの一覧を取得したい場合の例: $ find /opt/php/ -type d /opt/php/ /opt/php/libs /opt/php/libs/poko ... /opt/php/logs "-type"は検索ターゲットのオブジェクトの種類を指定できる。自分が使用しているLinuxのfind(findutilsパッケージ:4.1.20)においては、以下の種類が利用可能である。 | b | ブロックデバイスファイル | | c | キャラクタデバイスファイル | | d | ディレクトリ | | p | 名前付きパイプ(FIFO) | | f | 通常のファイル | | l | シンボリックリンク | | s | UNIXソケット |