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技術/UNIX/BusyBox

技術/UNIX/BusyBox

技術 / UNIX / BusyBox
id: 507 所有者: msakamoto-sf    作成日: 2009-11-30 23:43:49
カテゴリ: Linux UNIX 

組み込みLinuxで人気があるBusyBoxの極々簡単なメモ。

基本的には、本家サイトのFAQやREADME、あとソースコードに付属のINSTALLファイルを読めば特に問題ない。

"/proc"ファイルシステムの有無で若干環境変数(CONFIG_BUSYBOX_EXEC_PATH)の調整が入るみたい。

設定については"make menuconfig"でLinuxカーネル設定と同様な、ncursesを使ったテキストUIで調整出来る。

静的リンクにしたい場合は、

"Busybox Settings" -> 
    "Build Options" -> 
        "Build BusyBox as a static binary (no shared libs)"

にチェックをつける。なお、上記のメニュー階層やメニューラベルはバージョン1.14.4のものなので、将来やこれ以前のバージョンの場合は異なる可能性があるので注意。

なお、うっかり

make install

としちゃっても、デフォルトで"./_install"ディレクトリに構築されるので安心。

少なくとも、BusyBox 1.14以降であれば、以下のようにしてコンパイルツリーを別ディレクトリにできる。Linuxカーネル2.6系と一緒で"O"(アルファベット大文字の"オー")パラメータで出力ディレクトリを指定すればOK.

$ cd busybox-1.14.4/
$ make O=../busybox_build menuconfig
...
$ cd ../busybox_build
$ make

さらにインストール先を指定したい場合は CONFIG_PREFIX を指定すればOK.

$ make CONFIG_PREFIX=/mnt/loopback01 install

書籍リソース:

  • "インターフェース増刊 Embedded UNIX Vol.1", CQ出版社, 「Linuxシステム縮小化計画 第1回」(西田亙)
    • 2002年12月発行の古い雑誌で、もはや新品では入手不可能。2009年11月現在、実に7年前で記事で取り上げているバージョンも0.60.xだったりと隔世の感がありますが、坂本がBusyBoxを知ったのも西田亙氏の記事経由でしたので、ここに載せておきます。
  • "Embedded Linux Primer", Christopher Hallinan, Prentice Hall, 2006, "Chapter 11 BusyBox"
    • amazon.com上でも非常に評価が高い組み込みLinuxの入門書。2010年にはSecond Editionが用意されるようだ。


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現在のバージョン : 2
更新者: msakamoto-sf
更新日: 2009-12-02 16:35:34
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